34話 ページ36
体育館入口までたどり着いた時
丁度終業式が終わったらしく、3年がぞろぞろと出てきた。
3年生が通り過ぎるまで端によって待機していると
ポンっと肩を叩かれた。
夜久「よっ王子サマ♡」
黒尾「お前にまさか人を抱き上げる腕力があったとはなあ」
何故かすごく楽しそうな夜久さんと、
保健室の先生と全く同じセリフをニヤニヤしながら言うクロと、
後ろでいつもと変わらずニコニコ2人を見守る海さん。
A「夜久さんからかわないでください〜…
クロのそれは保健室の先生にも言われたわ…
俺そんなに非力に見える?」
夜久/黒尾/海「見える。なんてったって白いし細いからな…」
A「え〜……」
夜久さんとクロはちょいちょいイジって来たりするから
言うだろうなとは薄々思ってたけど、
海さんまでそんな口を揃えて言わんでも…
待てよ、滅多に人をイジらない海さんにすら
言われるという事は、俺って相当ヒョロいのか……
「バレー部3人組ー。
可愛い後輩に絡みたい気持ちはわかるがさっさと戻れー。」
海「戻らないとだな
A、また後でな。」
黒尾「またな、王子サマ♡」
夜久「またね、王子サマ♡」
A「はいはい…またね。」
ニヤニヤしながら手を振る二人と
「またお前らはそうやって大人気なく後輩をからかって…」と言う海さんに手を振り、
自分の担任の元へと向かう。
(こりゃ暫くイジられるな。)
A「せんせー、戻りました。」
担任「おう、戻ったか。」
A「とりあえず1時間程休んで様子見だそうです。」
担任「そうか、ありがとな。
…お前、また餌付けされたな?」
A「あの子を運んだお駄賃らしいっす。」
担任「お前はよく色んな奴に餌付けされてるな……
まあ、とりあえずそろそろうちのクラスも戻る頃だから
一旦列戻れ。」
A「ウッス。」
研磨「あ、A
あの子、大丈夫だった?」
A「おう、顔色はだいぶ戻りつつあったから
早退まではせずに済みそうな気はする。」
研磨「そっか、それなら安心だn_」
山本「Aー!!!!!!
お前という奴はあああああああ!!!!!!」
A「うおっなんだよ虎っ」
教室へ戻ろうと歩き出したところに
虎がドデカい声を出しながら突っ込んできた。
山本「お前はいつもそうやって
カッコよく目立ちやがってえええええええ」
福永「さっきからずっとこんな感じ。」
A「え〜……」
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します!この作品めっちゃ面白いです!!続きがとても待ち遠しくなります!頑張ってください!応援してます! (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2024年3月6日 7時