29話 ページ31
無事に2日間にわたる梟谷グループの合宿は終わり、
気づけば夏休みが目の前まで来ていた。
A｢最近一段と暑いな…溶けそう。｣
電車を降りた後の最寄りから学校までの距離が意外とあって
灼熱地獄の真夏はキツイんだなこれが。
黒尾｢色白のお前が言うとほんとに溶けそうだからヤメテ。｣
A｢もし俺が熔けたら瓶か何かに詰めて
冷凍庫に入れて冷やして蘇生してくれ、頼んだ。｣
研磨｢…一回溶けたものを固めたらメ○ドインア○スの
成れ果てみたいにならない？｣
A｢………たしかに。
どうすれば成れ果てにならず人型に戻れるだろうか｣
黒尾｢それ、真剣に考える必要あるか…？
そんなグロテスクな話より……
もうちょい、なんというか現実の話しようや。｣
A｢現実……
…あ、長期合宿もうすぐだね。
森然は木が多いから、涼し気でいいよなあ｣
黒尾｢あっという間だよなあ、この前梟谷行ったと思ったら
もう明後日には森然にいんのか。
あ、合宿といえば A
今回こそ絶対おんぶはしねえからな。｣
A｢ウッ………
…………ｳｯｽ｣
黒尾｢声ちっさ！！！｣
研磨｢大丈夫だよ、Aはそろそろ慣れてくる頃だし
もし無理でも、なんだかんだクロはおんぶしてくれると思うから。｣
研磨はそう言ってくれているが、
正直、今回もしっかり目を覚ます自信が……無い。
なんならまた立ったまま寝る気さえしてる。
黒尾｢とにかく、今回は絶対甘やかさねえからな！！
来年から俺いねえんだから、そん時困るだろ！！｣
夜久｢＿とか何とか言っちゃって、
最終的に甘やかしちゃうのが黒尾鉄朗くんなんだよねえ。｣
黒尾｢夜久、テメｯ…いつから会話聞いてたんだ｣
ひょこっと現れてクロの顔を覗き込みながら
楽しそうにからかう夜久さん。
A｢夜久さんおはざっす。｣
夜久｢はよーA。
黒尾はああ言ってるが、今回も安心しておけ
いざとなったらまた優しい黒尾くんがおぶってくれるよ。｣
黒尾｢おぶらねえっつってんの！！｣
夜久｢いや、黒尾がA離れなんて無理無理ww｣
黒尾｢夜久…テメェ……！！｣
夜久｢なんだよ、間違ったこと言ってねーだろー？ww｣
研磨｢大人気ない………。｣
A｢まあ、楽しそうでいいんじゃねえかw｣
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (
レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ面白いです！！続きがとても待ち遠しくなります！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2024年3月6日 7時
