28話 ページ30
木兎｢なーあー！A！！
もう1回！！もういっかいー！！！！｣
A｢うぎゅ｣
俺、鵠 Aは
駄々をこねている木兎さんに潰される勢いで抱きつかれております。
黒尾｢あ！コラ木兎テメェ！！｣
赤葦｢木兎さん！一回だけって最初に言ったでしょう。
あと、鵠さんが潰れちゃいます！！｣
クロと赤葦さんにより何とか引き剥がされ、
そこからクロの腕に収まる俺。
A｢…しぬかとおもた｣
黒尾｢大事なウチの子をぶっ潰さないで頂けますぅ！？！？｣
赤葦｢木兎さんが失礼しました。
＿ほら、木兎さんも 鵠さんに謝ってください。｣
木兎｢もういっかい………あと一回だけ……｣
赤葦さんの後ろで膝を抱えてしょぼくれる木兎さん。
これが正に、試合中にも時折発動される
’’木兎しょぼくれモード’’である。
赤葦｢しょぼくれモードだ………。｣
そういや去年、最高到達点競った時も似たような事あったな……。
黒尾｢ウチの子は基本夜更かし厳禁なんですう〜！
今朝だって大変だったんだぜ！？｣
A｢その節は大変ご迷惑をおかけいたしました…｣
大変だった、と言いながらも俺の頭を撫でるクロの手は
すごく優しかった。
木兎｢せっかくAが起きてるのに……｣
赤葦｢そうは言っても…
鵠さんが朝弱いのは木兎さんも知ってるでしょう。｣
自他ともに認める朝の弱さではあるが
改めて音駒以外の人にハッキリ言われると恥ずかしいな…
A｢…じゃあ、木兎さん 明日の朝もう一戦しましょう。
今日早く寝る分、明日の朝早めにここに来ます
夜更かしは怒られるけど、早起きする分には大丈夫です。
どうでしょう。｣
黒尾｢お前、いつしかの研磨みたいな事言うなぁ。｣
俺がそう言うと、木兎さんは
さっきのしょぼくれ顔とは全く比べ物にならないくらいに
嬉しそうな顔でこちらを見た。
木兎｢ほんとか！？約束だかんな！！｣
A｢あはっ＿はい、約束です。｣
赤葦｢＿！(俺が言えたことじゃないけど、
あの人 あんなに柔らかく笑う事あるんだ。)｣
木兎｢よっしゃあ！赤葦ィ！そうとくれば特訓だ！！｣
赤葦｢勘弁してくださいよ木兎さん…
もう就寝時間なんで怒られますよ………｣
黒尾｢そんじゃ、また明日な。｣
A｢おふたり共、おやすみなさーい。｣
赤葦｢ご迷惑おかけしました、おやすみなさい。｣
木兎｢また明日なー！｣
＿
次の日の朝、約束通り朝早くに木兎さんと再戦し、圧勝したので
チュッ○チャプス花束2個目をゲットした ✌︎
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (
レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ面白いです！！続きがとても待ち遠しくなります！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2024年3月6日 7時
