1話 ページ3
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
長い退屈な授業も、帰りのHRも終わり放課後
A｢あ〜終わった終わった
研磨ぁ、部活行こー｣
研磨｢ん…あともうちょっと……｣
そう言ってゲームを続ける研磨
A｢今日は他校での練習試合入ってんだから
HR終わったらすぐ体育館集合して出発って今朝も言ったろ！
ほら、カバン持ってってやるから、早く行くぞ｣
研磨｢ん〜｣
練習試合に遅刻なんて相手に失礼だし、
何より怒られたくない。
かといって研磨を置いていって試合が始まる前までに
音駒の脳である研磨が来なかったら非常〜に困る。
今日の試合相手の学校に行くのは初めてで
徒歩15分と割と近所ではあるものの
知らない道を研磨に一人で歩かせると
ほぼ高確率で到着しない………
だから何がなんでも今連れていかなければならない。
仕方なくリュックを片方ずつにかけて持ち
新作らしいゲームに夢中の研磨を立ち上がらせて
ゲーム邪魔にならない様、服の裾を軽く引っ張って誘導する。
A｢その新作どんな感じ？｣
研磨｢色々便利になったよ、研石がデフォで無限にあるから
わざわざ持ち物に入れなくて良くなったし｣
A｢へぇー、そりゃいいね｣
体育館に向かって歩いていると、ふと肩が軽くなった。
黒尾｢まったく…
研磨ぁ、新作ゲームが楽しいのはわかるが
荷物は自分で持て〜｣
クロが研磨のリュックを持つと同時に
俺の荷物も持ってくれた。
A｢クロ、大丈夫だよ
自分で持つよ？｣
自分の荷物をクロから取ろうとすると
呆気なくよけられてしまった。
黒尾｢いーのいーの
俺のちょっとした筋トレって事で。｣
A｢…ありがと｣
黒尾｢いーえ｣
お礼を言うと、クロはニッと笑って
俺の頭をくしゃっと撫でた。
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (
レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ面白いです！！続きがとても待ち遠しくなります！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2024年3月6日 7時
