【ハイキュー】音駒のマネは元ユース代表候補【男主】

18話 ページ20

[No side]


梟谷グループ合宿当日



移動の為にいつもの朝練の時より更に早起きだった為、

Aはとてつもない眠気に襲われていた。



彼は早起きが苦手な部類な為


朝練の早起きですら未だに寝坊しかけるが、

そういう時は黒尾に布団から引きずり出されるので


そのおかげで1回も遅刻はした事ないらしい。




直井｢荷物を部屋に置いたら、

体育館で各自しっかりアップしとけよ〜｣




A｢ふあ………眠…｣


黒尾｢バスん中で移動時間しっかり爆睡したろ〜？｣


そう、Aは隣に座っていた黒尾の肩を借りて

移動時間はしっかり爆睡していた。


だとしても、眠いものは眠いらしい。



A｢クロ……おんぶ…｣


黒尾｢お前なあ……去年の合宿でおんぶは最後っつったろ……｣



海｢身長差も相まって、保護者と子供に見えてくるな…｣


山本｢あいつの朝の弱さは相変わらず健在だな…｣


犬岡｢Aさんって意外とあーゆーとこあるんすねえ｣




黒尾｢ほら、荷物は持ってやるからちゃんと自分で歩け！｣

A｢瞼が…言う事を聞か……な………Zzz｣


黒尾｢こら！立ったまま夢の中に行くな！｣



しまいにはとうとう黒尾の服の裾を掴んだまま

立った状態で器用に寝だす始末。



芝山｢く、黒尾さんの裾掴んで寝た…｣


リエーフ｢立ったまま寝れる人間って…存在するんすね…｣


福永｢立ち呑みならぬ、立ち寝｣



夜久｢あいつは眠気が限界の時、掴まるとこさえあれば

立ったまま電車だろうがバスだろうが寝る人間だよ。


にしてもおんぶしねえのな。珍しい。

去年は即おんぶだったのに｣



研磨｢いや、なんだかんだ言ってもクロはAに弱いから

きっと今年も変わらずすると思う。｣



2、3年生からするとこの光景は慣れたもので

きっと黒尾が今回も折れる、と分かりきっている様子だった。



黒尾｢ったく……しょうがね＿｣


木兎｢ヘイヘイヘーイ！！！｣


A｢！？…んあ……？｣



突然現れた梟谷学園のバレー部主将でエース

木兎光太郎の声に驚いたAは、夢の中から一気に現実に引き戻された様子。



木兎｢見る限り恒例の眠気に勝てないモードだろ！？

任せろ！この俺がAを背負ってってやるy＿｣


黒尾｢木兎テメェ！！Aがびっくりして起きちまったじゃねえか！！！｣


夜久｢いや、起きていいんだろ

さっきまで立ちながら寝始めたAに頭抱える勢いだったのに何言ってんだお前は…

赤ん坊寝かしつけるオカンか。｣

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