11話 ページ13
日向「そんなにすごい人だったとは…
なんか、何かがすげえ人だとは思ってたけど……」
月島「何その野生の勘みたいなやつ」
澤村「まあ、鵠はオーラがあるよな
流石、ユース代表候補にまで選ばれた奴だよ。」
菅原「そういや清水、親戚なんだっけ」
清水「うん、いとこ。」
田中「潔子さんと昔からの仲だなんて…
羨ましすぎる……っ」
日向「ぐぬぬ……そんなにすごい人がいたなんて…
スパイクのフォームとか見せてもらえばよかった……」
烏養「それはダメだ、日向
今のあいつに、それは酷だ。」
日向「へ…?」
月島「…あのさあ、冷静に考えてみなよ。
ユース代表候補っていうヤバいカード持ってんのに
練習とはいえ試合に出さないなんて監督、
普通いるわけないでしょ。
あの人は、脚壊してコートに出られなくなったんだよ。」
日向「っ!!」
烏養「’’羽を壊した、哀れな白鳥’’
どこの誰が言い始めたのか知らねえが…
よくもまあそんな皮肉が思いつくよな。」
澤村「日向も、怪我にはくれぐれも気をつけるんだぞ。」
日向「……ウッス」
_____
A「はっくしゅん!!」
研磨「わ、びっくりした…大丈夫?」
黒尾「風邪かぁ〜?A」
A「いや…風邪ではない………」
今日の帰り際のあの感じだと、
烏野のほとんどにバレてそうなんだよなあ〜…
まあ、遅かれ早かれバレるんだろうけどさ。
A「………やっぱり前髪伸ばして顔隠そうかな…」
犬岡「ええー!
Aさんせっかくの綺麗な顔隠すの勿体ないっすよぉ!」
黒尾「犬岡ぁ〜!お前いい事言うじゃんか」
犬岡「ザッス!!」
わしゃわしゃとクロに頭を撫でられる犬岡
嬉しそうにブンブンしてるしっぽが生えてると錯覚しそうだ。
夜久「またこの前みたいに変なこと言ってくる奴がいたら、
俺らがしっかりぶっ潰してやるって!」
A「夜久さん、その笑顔でぶっ潰すは怖いっす……」
とてもニコニコ笑顔の夜久さんだが、
握られている拳からは浮き立つ血管がとても目立つ
この前の奴がぶん殴られずに済んだのは奇跡だったのかもしれない。
黒尾「まあ、夜久もこう言ってるし
なんかあったら俺らで徹底的にシメるから安心しとけ
Aは今のままでいーんだよ。」
そう言ってクロはニヤッと笑いながら
俺の髪をサラッと髪を梳かすように撫でた。
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します!この作品めっちゃ面白いです!!続きがとても待ち遠しくなります!頑張ってください!応援してます! (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2024年3月6日 7時