9話 ページ11
武田｢あの、あいつって……？｣
烏養｢今の話して思い出した
あいつだよ！音駒のマネージャー！
どこかで見た事あると思ったら……
あの、あれだ、すぐ名前は出てこねえが、
次世代の小さな巨人って呼ばれてた………｣
清水｢…鵠 Aです。｣
烏養｢そうそれだ！！鵠だ！｣
武田｢え！？清水さん知ってるの？｣
清水｢はい、あの子とは親戚なので。｣
烏養｢お前マジか。｣
武田｢えっと…次世代の小さな巨人って、どういう事ですか？
あの子はマネージャー、ですよね…？｣
烏養｢今は、な。
去年までは、高校バレー界と関わりない俺でも知ってたくらい
有名な選手だったんだよ。
1年生にして、しかもあの身長と細さでWSとして
ユース代表候補に選抜されたってのを
新聞やら雑誌で取り上げられてんのも見た。｣
武田｢ええ！？そんな実力のある選手が、どうして今
マネージャーに……？｣
烏養｢…今年一月の試合中に、脚を壊したらしい。
医者も、あいつ自身も
リハビリやらなんやら、やれる事は全部やった
結果、日常生活が難なく送れるようになるまで復活はしたが
再発の可能性や、再発後の後遺症の危険性を考慮すると、
医者は、激しく動き回る運動の制限をせざるを得なかった。
…あいつはこの先も、
再び選手としてコートに立つことは、ない。｣
武田｢…っ！！そんな……｣
ﾋﾟｯ！
猫又｢どうしたA、苦い顔して｣
A｢いや、最初気づかれてなかったのに
今のあの向こうの監督と先生の感じ
バレたなぁって………｣
猫又｢…まあ、途中から研磨だけじゃなく
お前すらも警戒してるような目をしてたからな。
仕方のないことだ。｣
A｢うぅ………前髪伸ばしまくって顔隠そうかな………｣
猫又｢それだと試合が見えずらいだろう
研磨だけじゃなく、お前だって音駒の大事な脳なんだ。｣
A｢ウ、ウッス……｣
改めて大事って言われると、なんか照れくさいな。
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (
レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ面白いです！！続きがとても待ち遠しくなります！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2024年3月6日 7時
