検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:28,982 hit

story52 ページ9

エマside

エマ「シスター今何歳?
生まれた時から家畜なの?」

シスター「大人の女性に年齢を聞くなんて…
……と言いたいところだけど、26よ」

2019年生まれ?

シスター「生まれ(・・・)も育ちもGF農園(ハウス)、因みにイザベラは31歳」

2014年生まれ…

シスター「そして彼女も同じ農園生まれ(・・・)の農園育ち」

え?!

シスター「そう記録で見たわ」

あの本より前に生まれたママでさえ農園生まれ(・・・・・)

ノーマン(ママもシスターも「外」出身ではないのか…)

ノーマン「「外」は見たことあるんですか?」

シスター「ないわ」

?!

シスター「アラ 嘘でも「ある」って言うと思った?ないわよ(やっと表情変えた♡)

でも「外」に人間はいる

あなた達の食料は農園(うえ)大人(わたしたち)で作ってる
でも服や道具は「外」から運んでくる人間がいるのよ」

エマ「道具…?」

ノーマン「オモチャとか……本とか?」

シスター「そう あとは家具やテスト機材ね」

それが本当ならミネルヴァさんの本も…!

シスター「一度だけ本部で見たわ
彼ら奴らと対等だった

食われない人間も「外」にはいる
そこに紛れなさい」

“食われない人間”…?!
本当ならミネルヴァさんが生きている可能性だって高まる

ノーマン(本当なら…ね 生まれた時から家畜で「外」を見たこともない)

エマ「じゃあシスターは鬼がいつからいる……とか世界がどうしてこうなった……とか知らないの?」

シスター「“鬼”?ああ 連中のことね 知らないわ」

エマ「この農園はどこにあるの?」

シスター「知らない」

ノーマン「農園周辺の警備(セキュリティ)は?」

シスター「それは知ってる大したことないわ
発信器に頼ってロクな人数配置してないし巡回すらしていないはずよ」

確かに静かだった…でもこれは多分嘘だ……そんなに甘いはずがない……


シスターside

ノーマン「ありがとうございました」

シスター「もういいの?」

ノーマン「はい おやすみなさい」

賢い子達…
嘘か本当かわからない情報にがっついて不用意に尻尾を掴ませたりしない

こいつは、こいつらはわかっている
「証拠」を掴ませない限り(てき)標的(じぶんたち)を逃がすしかないと

でもね…

story53→←story51



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

華藍(プロフ) - おもしろい!! (2022年12月24日 18時) (レス) @page26 id: 66eddf5a91 (このIDを非表示/違反報告)
文月 夜月 - とても面白いです!何日間かかけて一気読みしました!更新頑張ってください!応援しております! (2022年4月3日 15時) (レス) @page26 id: 58af1c9cba (このIDを非表示/違反報告)
YUYU86108480(プロフ) - コメント失礼します。このお話を読ませていただいてます!とても面白くて一気に読んでしまいました!!更新頑張って下さいね!! (2021年1月4日 15時) (レス) id: 046d470967 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白夜 | 作成日時:2020年6月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。