GFの天才少女は異能持ちらしい 2【約ネバ×文スト】

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ノーマンside

ギルダ「出荷……しないの？標的(わたした
ち)を」

シスター「しない(・・・)わ

協力しましょう 敵は母(ママ)イザベラ

共に追い堕としましょう」

………確かに利害は一致する…

違う(・・)

「しない(・・・)」んじゃない

「できない(・・・・)」んだ

証拠がないから突き出せない 権限がない

鬼達にママより信用されてない

だから近づくしかない(・・・・)んだ標的(ぼくたち)に


シスター(──そう、近づいて“証拠”をゲット

そしてイザベラもろとも このムカつくガキ共総出荷!!

その上でママになる それが本当の目的よ

なぁんてこの子にはバレてるかもね)


──バレバレだ

そもそも、逃がしたいだけならば、こうして標的(ぼくら)に近づく必要はない。

しかるべき時(・・・・・・)に黙って手を貸せばいいだけのこと

ペラペラと喋らなくていい手の内を喋るのは僕達の信用を掴みたいから

信用させて“証拠”を得たら

こいつは必ず僕らを出荷する(ころす)


ギルダで失敗したから今度は標的(ぼくら)全員に近づいた

証拠を掴めば良し

掴めなくても僕らを逃がせばママは(・・・)堕とせる

そうでしょう？シスター


シスター(──でも、だとしても他に選択肢ある？

あんた達は私と組むしかない。でなきゃ私に邪魔されるだけなんだから)

──でしょうね

シスター「(──互いに互いを利用する

それでイイじゃない)

組みましょ♡｣


いいだろう。ただし、利用するのは僕らだけだ


エマ「待って」

!!


エマ「私はノーマンの判断に賛成。でも一つだけ今、シスターに確認させて」

シスター「なぁに？」


エマ「あなたが私達を裏切らない保証は？」

シスター「信用してくれないのね」

エマ「いいから！」


シスター「レイとAよ

2人がこのことをママにチクれば私を潰せる

でも 私が2人の正体をママにチクれば、私は2人を潰せるわ

だからお互い裏切らないし、裏切れない

それでいいでしょ？」

エマ「………わかった」

シスター「交渉成立ね」


ドン「……シスターもママも農園(ハウス)出身だったんだな」

シスター「ええ 正真正銘同じGF(グレイス=フィールド)農園(ハウス)

ここ、第3プラントじゃないけどね

他にも私にしか教えられない情報なんでも教えてあげる

友好の証よ。今夜にでも私の部屋にいらっしゃいな」

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