第十三話『同士が怖いんだが』 ページ14
「え無理無理無理、生理的に無理なんだけどお前絶対モテねーだろ分かるよ俺」
『待って無理無理死ぬわ私、頼むから乙女をむさぼり食わないでよね変態!!変態通り越してゴ○ラだわお前』
「...喋らせてくれるか」
てゆーか善逸くんめっちゃ分かるよその気持ち。鬼って大抵モテなさそうだよね(偏見)。
そもそも顔が整ってる鬼に会った事無いんだよね。あの自称モテ男とか...ハゲ頭とか...あはは。
目の前の鬼は...何か角生えてるから角助とでも呼ぼう。あ、ちなみに角生えてたら確実にモテないと思うよ角助くん。
そんな事より、角助はめちゃめちゃ青筋をたてて見るからに怒っている様子だ。何でよ短気かお前。
「忌々しく喋りやがって...稀血の方から食べてやるわァァァァ!!」
『え待って怒るところ理不尽なんだけど!?待って待って来るな変態ィィィィ!!!』
善逸くん...!!と彼の方を振り返れば...善逸くんは恐怖のラインを超えたのかいつの間にか気絶していた。
善逸くんーーー!!こんな所で気絶かーー!!!
そんな私の悲鳴もむなしく、善逸くんは起きないし角助はもうすぐそこまで来ている。
え、待ってよ...私ここで戦わないといけない系なの!?でも、本当に戦わないとどっちも死ぬ。
...私が、善逸くんを守らなきゃ。何があっても絶対に。
すぐさま腰の刀を抜き、構える。手が震えるし、勝てるかもわからないけど...せめて善逸くんだけでも。
そう思ったその時...ふいに、善逸くんの体がピクリと動いた気がした。
「うがァァァァァァァ!!」
『くっ、』
「ーーー雷の呼吸、壱ノ型。霹靂一線」
『「え??」』
突然、そんな善逸くんの声が聞こえて驚いたその直後...善逸くんが刀を持って立っていることに気が付いた。
彼の刀からは、稲光が走り...目にもとまらぬ速さで角助の首を斬る。
え...!?だって善逸くん、気絶してたのに...しかもこんなに強かったの!?
角助がうめきながら灰となって消えていく様子も、私は信じられない気持ちで呆然とみていた。
『ぜ、善逸くん....』
「...あれ?俺何を...ってア゛ーッ!!!何これ、鬼の首!?まさか...Aちゃんが倒したの!?命の恩人だよぉぉぉありがとぉぉぉ」
『...、え?』
その後、何故かめちゃくちゃ感謝された。いやいや、倒したの君だよ?覚えてないの!?
考えた結果...善逸くんは、恐怖のラインを超えると気を失って強くなるという結論に至った(雑)。
...いやどういう事(お前)。
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みるく - 藻さん» いつも楽しみに......!?ありがとうございますっ、感謝感激です!!ですね、もしかしたらそうかも......(( でも無惨様がラーメン食べてるとこ想像したら...笑 (2020年5月1日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
藻(プロフ) - みるくさん» いつも更新楽しみにしてますよ!!下弦に探させたんですか………!!?ないのに……!?相変わらず人使い荒いですね…そんなとこも好きです、見つかんなかったから下弦解体しちゃったのか………? (2020年4月30日 21時) (レス) id: e085f6cc78 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 藻さん» そうです無惨様は悪くない(作者)!!本当にいつも読んでくださってありがとうございます、後日無惨様はらーめんとやらを下弦達に探させたとか何とか......。 (2020年4月30日 20時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
藻(プロフ) - ら、らーめんとはなんだ……!!!?…………そうか、大正時代にラーメンないですもんね!!無惨様は悪くない!! (2020年4月30日 20時) (レス) id: e085f6cc78 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 藻さん» 分かってくださった方がいた(盛大なネタバレ)!!いや本当にありがとうございます、誰やねんこの人とか思われたらどうしようかと思ってました......。パワハラ会議ご本人様々じゃないですか...あかん......(下弦風)。 (2020年4月30日 19時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2020年3月31日 13時