少し変わった恋物語 〜２冊目〜【短編集・リク受付中】

おこちゃま戦争 ページ21

『ﾊｱ…ﾊｱ…』





「ﾊ…俺の……勝ちだ…な…」





散々走って、結果はカイトの勝ちだ







でも僕も意外と負けず嫌い、それゆえか負けを認めたくない







『いいや…僕の勝ちだ…』






思わず意地を張ってしまう







兄貴なのに情けないな






「んだとぉ？！

俺の勝ちだ！」






『いいや、僕の勝ちだね。』






「俺だ！」





『僕だ！』








こうなるとしばらく言い合いが続く







最初は負けを認めても良かったんだけど







言い合ってる内にどんどん認めたくなくなった






＿＿＿＿＿＿食事の時間＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






「こら！お食事中にはしたないわよ！」






その後お互い意地を張り続け母さんに止められた






ケンカ状態のまま食事になった






当然食事中は無言…






というわけでもなくカイトがちょくちょくイヤがらせ…と言ってもいいのだろうか








とにかくイタズラをしてくる






挙げ句のはてには料理の１つを投げてきた







そして食事中の冒頭にいたる






しかしやられた訳ではない







料理の１つを投げられたのなら






ナイフとフォークでしっかり応戦してます







「こらーーーいい加減にしなさーーーい！！」








だって僕らは








仲良しな兄弟だから！









＊
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