☆star37 ページ43
☆
あれから、約2時間。
皆が起きてきた。
長い距離を歩いたからか、疲れたみたいで
ぐっすり眠ってた。
そのおかげで、私も落ち着いたけど。
『おはようございます。みなさん。』
私がそういうと、皆は目を丸くする。
影山「もう、大丈夫なのか?」
『うん。魔力切れなだけだから。』
すると、心底ホッとしたような顔。
菅原「で、ここから去るってどういうこと?」
なかなか直球なスガさん。
皆の目からも、わかった。
誤魔化しも、効かないってことが。
『私は、近々ここを離れます。退学、という形をとるかは、まだ決めてませんけど。』
谷地「なんで‥‥?それはヒカリが魔女だから?」
『まぁ、それが一番の理由かな。でも、それだけじゃないです。』
田中「なんでだよ!?離れる必要ねぇだろ!?」
澤村「田中、とりあえず聞くべ。」
田中「‥‥っはい。」
『部室で起こったことのようなものなら、まだいいんです。誰も怪我をしてないし、危害と言うほどのものでもない。けど、トロールに襲われた時のようなことが、これから起こる可能性があります。』
谷地「で、でも!ヒカリはちゃんと私たちのことを守ってくれたよ?いなくなる意味が‥‥」
『私がいるから。こうなるんです。襲われたのも、私が魔力持ちだから。トロールや魔物は微量の魔力でも感じ取ってしまう。今後、こうなるくらいなら‥‥』
月島「なら、自分がいなくなればいいってこと?」
『‥‥うん。』
月島「君がいなくなったら、皆困るんだよ!?特に王様とか王様とか‥‥。なんで、君一人で全部抱えようとすんの!?」
初めて聞いた、月島がこんなに怒鳴ってるの
『っでも!私が護りきれなかったせいで、皆が死ぬのなんて見たくないの!!!私がここにいたせいで、皆が危険な目に遭うなんて、耐えられない!そんなくらいならいっそのこと私は消えちゃえばいい!それに、あの程度の敵で守りきれないなんて、ここにいる資格も、自信もない!』
これが、私の本音。
もう、いいでしょう?
早く、私から離れて、見損なってよ。
──────パチン!!
頬に、痛みを感じた。
でも、叩いた人物が信じられなくて
皆も驚いている。
だって、人を叩くなんてしないような仁花だったから
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春華(プロフ) - シャンプーさん» そう言ってくださってうれしいです!次の作品はまだ悩んでいるところもあるので、ちゃんと出せるようになったら報告します。応援、ありがとうございました!! (2018年1月31日 0時) (レス) id: f269e2e249 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - こんばんは。小説の後半を読んでいた時は、涙が止まりませんでした。感動しました。本当に良い小説でした(T_T)今まで、更新お疲れ様でした。次も期待してます☆ (2018年1月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
春華(プロフ) - 心の雨と虹の空さん» すみません!!実は、修正をしてて終わったのに非公開を解くのを忘れてました!教えていただきありがとうございます!!応援も、ありがとうございます!!! (2017年12月31日 1時) (レス) id: f269e2e249 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空(プロフ) - あのー、25から27に飛んでしまっているのは間違いでしょうか? 26に直した方がいいと思いますよ。すごく続きが気になります! 更新頑張ってください。 (2017年12月30日 18時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
春華(プロフ) - シャンプーさん» 2度目のコメントありがとうございます!これからさらにドキドキしていただけるように、頑張ります! (2017年12月20日 0時) (レス) id: f269e2e249 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Sakuraka1/?w=1
作成日時:2017年11月19日 11時