秋が終わり、最後の春がやって来た。 ページ11
なにもせず、ぼーっと過ごして来ていたら、春が来ていた。
最期の春だ。
あと、何ヶ月で春が終わっちまうのか。
きっと、母親は悲しむ。
春が死んだら、きっと、僕の母親も死ぬだろう。
きっと、僕は看取らずにいなくなってしまうのだろうか。
僕が不死身だったら、あなたも不死身にさせてあげたのに。
血を分けてあげたのに。
僕が欲しかったのは、血の繋がってる家族。
養子できた僕をあなたは受け入れてくれた。けど、
本当の家族ではない。
偽物の家族。
それでも大事に育ててくれたあなたが好き。
きっと、あなたが好きになる。
血を分けて、本当の家族になりたい。
そう、願ってる。
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桜は生きてる。 - あいせくん (7)さん» とてもありがたい言葉を書いていただきありがとうございます、更新不定期とさせていただいてますが、週に二回更新できていけたなら、と思います。ありがとうございます(о´∀`о) (2018年9月23日 21時) (レス) id: 91c0a9b08e (このIDを非表示/違反報告)
あいせくん (7)(プロフ) - ひっそり見ていましたが、とても素敵な作品で思わずコメントさせて頂きました。言葉選びがとても上手で思わずストーリーに呑み込まれてしまいます。こんな素敵な作品に出会えて幸せです(o´艸`)更新頑張ってください.陰ながら応援させていただきます。 (2018年9月22日 22時) (レス) id: dce9f1df8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜は生きてる。 | 作成日時:2018年9月21日 7時