酔い ページ33
ま「あ、そらるさん酔っちゃった?」
『ちょっ、助けてくださいよ!』
「いつものことだから〜」と助ける様子がないみなさん。
一方そらるさんは離れる様子がまったくない。それどころか…
そ「レモンサワー頼んで…」
『まだ飲むんですか…!』
酔ってる自覚無いのかな…
仕方なくレモンサワーと他の料理を頼むことにした。
「お待たせしました…」
数分後、頼んだ料理が届いた。
届いた瞬間僕から離れたかと思うと一気に4分の1を飲んでしまったそらるさん。
そ「甘い…」
え、サワーって甘いんだ?お酒あまり飲んだこと無いから知らなかったけど…
初めて知ったことに驚きながらも自分に届いたグレープフルーツジュースを飲む。
『うぇ!?』
ジュースのつもりで一気に飲んだから急な炭酸に口内と喉奥が刺激される。
う「どうかしましたか?」
『あ、いえ…』
変な声が出てしまったせいで隣のうらたさんに心配されてしまった。
もしかして…
そらるさんが飲んだのを一口貰うと、僕が頼んだ筈のグレープフルーツジュースだった。だから甘いって言ってたのか…
『暑い…』
5分も経っていないのに体が熱くなってきた。これはヤバイやつだ…
そ「あれぇ?赭刃さん酔っちゃってんの?」
『そらるさんに言われたくないですからぁ…』
呂律が回らない、顔と体が熱い。どうすればいいんだ…
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作者名:桜貝 | 作成日時:2017年11月2日 23時