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豪雨 ページ22
『はぁ…はぁ…』
周りの声なんて聞こえないくらいに全速力で走り、家に着いて気付いたが過呼吸になっていた。息が詰まる。
すぐに着替え、水を飲む。そしてベッドに入り、深呼吸をして息を整える。
だからコラボなんてしたくなかった。1回目はたまたま調子が良かっただけ。今回なんてただ迷惑をかけただけじゃないか。
嫌な記憶が頭を霞める。自分が臆病者と知ったあの日のこと。
今日はいろんなことがありすぎた。久しぶりに走ったし、いろんな人に迷惑をかけていた。
もう、寝る。疲れた。
いつもの夢。今日は豪雨だった。
でも僕は濡れていず、どうやら“ガゼボ”と呼ばれるとこにいた。中心にはベンチがあり、いつでもくつろげるようだった。
まるで、僕をこの夢から覚まさないようにするために。
でも、別にありなんじゃないかと思った。覚めても何かする訳じゃないし、誰かが待っている訳でもないから。
あぁでも、洗濯物取り込んでなかったっけ。まぁ、今はいいか。
過ごす時間ただただじっとしてた。ずっと。
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作者名:桜貝 | 作成日時:2017年11月2日 23時