【歌い手】雨のち雨【男主】 (ページ17)

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番外編クリスマス　恋人達の聖夜～まふまふ～ページ17

*この話は本編と関係ありません。
*付き合っている設定です。(BL)
*また、25日に更新する予定でしたが、遅れてしまい申し訳ありません。
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まふまふside

今日はクリスマス。恋人達が一番ワクワク(？)する日ではないだろうか。

そんな中さっきから僕の恋人であるAの様子が可笑しい。

さっきまで普通に喋っていたのに急に黙ってしまった。

ま「おーい、A？どうしたの？」

ずっと声を掛けているのに無反応のA。もしかして何か気にさわる様なことを言っちゃったのかな…？

ま「あ、えーと…僕何か気にさわる様なこと言っちゃった？だったらごめん！」

『違…う…』

ま「え？」

『み…ず…』

小さな声だったけど僕は聞き逃さなかった。

ま「ま、待ってて！」

急いでコップに水を汲み、Aに渡そうとした瞬間、僕はあることに気づいた。

僕が飲んでいたシャンパンが無くなっていた。どうやら、間違えて飲んでしまったらしい。

『はや…く…』

見るとAの顔は赤く、少し息が上がっていた。Aはお酒が苦手なのできっと酔ってしまったのだろう。

本当は渡さなきゃいけないコップに入った水。

僕は何を思ったのかその水を自分の口に含み、Aにキスをした。そう、口移しをしたのだ。

『え…？』

驚きで目が大きくなるA。赤かった顔が更に赤くなっていた。

『なん…で…？』

ま「そんなに手が震えているのに一人で飲めるの？」

『それは…』

見つめ合う僕とA。

触れるだけのキスからどんどん深くなっていく。

『真冬…』

あれ？今日は何の日だっけ？っとチラリとカレンダーを見る。

あぁ、そうだ今日はクリスマス。恋人達の聖夜。

じゃあ、こういうことしても許されるよね…？