今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:12,279 hit
小|中|大
隣人 ページ15
そろそろ時間なのでマスクをして出かけようと玄関を開けた瞬間、
坂「あ!雨宮さんじゃないですか!」
周りのことを一切考えない声量で話しかけてきた人物、
『あ…こんにちは。
坂田さん』
隣人の坂田さんだった。
坂田さんはあの<となりの坂田>として活動しており、僕が赭刃ということも知っている。ちなみに顔も。
どうやら歌を口ずさんでいたのを聞かれてしまい、一度は拒否したものの「いや、絶対そうです!俺ファンですもん!」と、ゴリ押しされてしまい認めざる終えなかった。
坂「お出かけですかー?」
『まぁ、少し…』
坂田さんはコンビニ帰りなのか、スウェットで片手に小さいビニール袋を手にしていた。
坂「コラボの件考えといてくださいね!」
『いや、だか…あ…』
返事を答える前に帰るなよ…
彼も僕とコラボしてほしいと願ってくる一人である。まぁ、拒否してるけど。
でも、一番最初にコラボしてほしいと頼んできたのに、二人ももうやってしまって少し申し訳ない気持ちがあった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜貝 | 作成日時:2017年11月2日 23時