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☆*°1 ページ1
三郎side
満面の笑みで可愛くラッピングされた
アップルパイ
目の前に差し出される。
『三郎くん!きょうはアップルパイが焼いてみたの!!』
「お前しつこい。毎日飽きないんだな。」
そう言ってマウンテンバイクで走り去る。
これでもあいつは
明日もきっと話しかけてくる。
何も無かったかのように。
『…また貰ってもらえなかった。。』
残念そうに下を向く彼女を木陰から伺う
『……よし!!また明日ね、三郎くん!』
そう言って手に持っていたアップルパイを
カバンに入れ駐輪場から出ていった。
「また明日ねって…俺の事気づいてたのかよ」
本当にわからない女。
俺には一兄がいればいいんだ。
他のやつなんてどうでもいい。
グゥーー
やっぱり、今回は貰っておくべきだったかも。
そう思いながらペダルを踏み込んだ。
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作者名:はるはる。 | 作成日時:2019年2月20日 18時