独歩の妹が可愛すぎてつらいんですが。【ヒプマイ】

#35 ページ35

｢ハハッ、今日もやってんな。

先生に乱数の野郎。元気そうで何よりだぜ｣


この危機を救ってくれたのは...



｢『一郎さん！！』


｢おう。A元気か？？
って大変そうだなお前はいつも｣


そう言われて苦笑いがでる。


｢いっちろーーー。会えて嬉しいよーん。｣

寂雷先生との喧嘩をやめて、一郎さんに
抱きつく乱数


｢久しぶり乱数。先生もおひさしぶりです。｣


｢やぁ。一郎くん。この間はAさんをありがとう。｣

元The Dirty Dawg 同士で話してくれたから、私は乱数と寂雷先生の間から抜け出すことが出来た。



そしてほっとしたのもつかの間。


｢A！！学校以外で会うなんてな。｣


｢Aさん！！お久しぶりですね！あえてとっても嬉しいです。｣

右に二郎 左腕は三郎くんに抱きつかれる。


『私も会えるとは思ってなかったよ〜』


うん。
こんなことになるとは思わないじゃない？？


｢次は誰だ。俺の妹に手を出すクソ野郎は？
シブヤもイケブクロでもぶっ殺す。｣


｢さんせーい！独歩！俺っちもAに手を出すやつは許さない！！｣

後ろで冷たい視線を感じるとおもうとすごい
物騒なことを言ってるお兄ちゃん。一二三。


『二郎はクラスメートだよ！！
三郎くんはその弟。だから、 殺さない！！ 』

すると先生が戻ってきて、2人の肩をとんとんと優しく叩く。

｢独歩くん。一二三くん。2人とも落ち着いて。Aちゃん、私も先程は失礼したね。｣


『せんせぇー。戻っきてくれて良かったです〜』

泣きながら先生にダイブする。

すると私の背中に手をまわし、
優しく頭を撫でてくれた。

｢すまない。少し感情を押さえられず、申し訳ないことをしたね。｣

｢Aー。ごめんよー。｣

｢Aもゴメン。ついカッとなって、
あんなことを...
やっぱり俺はダメな人間だ... ｣

一二三と独歩お兄ちゃんも反省したのかしょんぼりしてる。


『ううん。大丈夫だよ。2人とも。
心配してくれたんだよね、ありがとう。』


そう言って2人の頬を撫でる

すると2人ともパァっと笑顔になって、


｢Aー！！好きだー！！｣


｢A俺っちも！！｣


っと、2人に抱きしめられる。

嬉しいけど、少し苦しい。



｢なんか、シンジュクディビジョンは、
平和だね、一兄。｣


｢まじ、超羨ましいよな。兄ちゃん。｣


｢そうだな、三郎。二郎。｣

そう言って優しく微笑む一郎さんでした。

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