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「相変わらず、危ない攻撃ばっかり仕掛けないでくれよ
…ほんとに、ヘマしたら死ぬからさ」
自分の呪力をつっぱり棒に一定に流し続けて、バトンのごとく振り回して攻める私の戦闘スタイル。
「…ふぅっ、硬いなぁ」
東堂「須條一旦下がれ」
「はいよー」
東堂に何を叩き込まれたのかさっきとは打って変わった虎杖くんを眺めていた
虎杖「黒閃!」
「…おお」
東堂「なったな」
虎杖「今のが…黒閃」
東堂「呪力の味を理解したんだ
お前は今まで口に入れたことのない食材を何となく鍋に入れて煮込んでいるような状態だった
だが黒閃をへて呪力という食材の味を理解した今シェフとして3秒前の自分とは別人煮たっている
コングラッチュレーションブラザー
お前は強くなれる」
「…ふ、私もそう思うよ
虎杖くん、どうやら私は君のことをナメてたみたい
流石、五条先生に修行つけられてただけあるね」
そうこうしてるうちに呪霊は虎杖くんが負わせた腕の傷を治した
虎杖「治んのか!?」
「呪霊の身体は呪力で出来てる
だから私たちと違って主に治癒に特化してる反転術式は必要ないの
特級はそれのいい例よ」
東堂「だな
特級となればあの程度の怪我、わけないさ
だが、呪力は確実に削れるし頭を潰せばゲームセットだ
さぁ、勝利を始めようか」
「ふふ、楽しくなってきた」
花御「どうやら貴方たちには多少本気を出した方が良さそうだ」
「君も本気じゃなかったんだねぇ、私と一緒か
じゃ、やっぱり私も多少本気を出そうか…これでおあいこだね…呪霊ちゃん?」
私が煽った瞬間さっきのスピードとは比べ物にならないくらいの速いスピードで木が飛んできた
「…もうここまで来ると君が私の事好きだとしか思わないんだけど…狙ってる?」
何故か呪霊は2人も狙いつつ集中攻撃は私だった
「あんまり、呪力、使いたく、ないんだけどっ、」
やばい、2人と離れた
「ちっ、呪吸武術…いや、解脱呪術」
溜め込んだ呪力をつっぱり棒に最大限に乗せて呪霊の本体に軽く触れると
傷をつけることが出来た
「上かっ」
上りきる前に足場は消えかけていた
やばいと思って頑張って踏み切って空に舞った
東堂達は攻撃を避けた衝動でそのまま落ちていき、呪霊には隙が出来た
「じゅーれいちゃんっ、気は抜いちゃいかんよ?」
空中で的が定まらないけど思いっきりつっぱり棒を振って呪霊は体制を崩した
「…待ってこの高さ、落ちたら死にそう」
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作者名:みゅち | 作成日時:2021年2月23日 12時