六つ子、買取りました【男主】

『質問タイム☆』おそ「その２！」 ページ15

おそ「えっと、」

『ゆっくりでいいぞ、心の準備ができるまで待つから』

そう言うと二人は笑って口を開いた

おそ「俺達があそこの家に買われたのはAに買われる２回前だった、買ったのは三兄弟の長男でそれを知った二人も俺達を欲しがったんだよ」

チョロ「結局、弟二人の押しに負けた長男は僕とおそ松兄さんと一松を自分専用にして他の3人は好きにしていいって言ったんだ

もちろん酷いことたくさんされた、水の張った桶に何回も突っ込まれたり、拷 問されたり一松なんかは1人で暗いところに監 禁されてた

でも僕らはまだマシな方だった、三人いたしねでも他の3人はもっと酷いことされてた

確か十四松とトド松は次男が自分専用にしたんだっけ、」

おそ「うん、あの時は十四松もトド松も精神的にダメになって来ちゃって毎晩泣いてた…

十四松から聞いただけだから正確に言えるかわかんねーけど確か、トド松は凄い性処理の為だけ使われて十四松は椅子かなんかに縛られて泣いてるトド松を見てることしか出来なかったって…」

チョロ「え…それマジ？知らないんだけど…」

おそ「うん俺しかいない時に泣きながら話してくれた

だから十四松はトド松や俺らに手を出そうとする奴には容赦しないと思うよ、実際その三兄弟の後に俺らを買ったやつのこと殴って酷い目にあってるし…

あと、トド松は俺達以外の男は信じないよ、いや、信じないっていうより怖がって近づこうとすらしないだからトド松絶対Aと喋んねーだろ？」

『うん、一回も喋ってるとこ見たことないしまともに声聞いたことねーわ』

そう答えるとおそ松はだろ？と笑う

おそ「あとはカラ松か、アイツはわかると思うけど末っ子の奴専用になった、

俺達寝る時だけは一緒に入れたんだけどカラ松だけ帰っこない事が多くて時々帰ってきてもボロボロで、色んなところから血を流しててでもアイツは大丈夫って笑ってて何回も変わってやりてぇ思った、アイツの怪我の手当してる時何度も謝ってその度に「俺は大丈夫」っていうカラ松を見ると心が締め付けられて弟を守ってやれねぇ自分を何回も恨んだ」

『……』

うっすらと目に涙を貯めるおそ松とチョロ松、それほど酷いことをされてきたんだ、当たり前だろう

おそ「でもまぁ、ここに来てからみんな表情も良くなってきたし笑ってることを多くなったぞ！」

にっ！と歯を見せて笑うおそ松はなにかに囚われているようで、早くその鎖を外してやりたかった

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