白ひげさん番外編 ページ17
「甲板で寝ちまったのか」
イゾウが起き上がると他のものも次々と起き始めた。二日酔いで気分は最悪だ。
「やっと起きたのかよい」
「遅いですね」
マルコがコーヒーを飲みながら言う。
その隣にはちゃっかり暗殺執事のカルがいる。
「おはようございます。二日酔いに効く薬です」
「貴方達、少し遅いわよ」
医療班のナースのなかには医療に詳しいミカミがいて歩き回って薬を渡していた。
「朝の朝食ができましたよ〜」
「しっかし料理うまいな、ナク！」
サッチとナクは調理で馴染んでしまっている。
「わるいな、手伝わせて。」
「いいや、これも俺の仕事だしな」
ジョズとセレンは動けない者を運んでいた。
他にもセリシアの仲間と白ひげ海賊団がまじって昨日の片付けをしていた。
「いや、しかしこうして見ると……」
「なんですか？」
「妙に馴染んじまってるなと思ったんだよい」
「そういえば、そうですね」
似た者同士が多いからか昨日の緊張が嘘のようだ。
手を取り合い、たのしそうにしている。
と、ラクヨウがぽつりと呟いた。
「オヤジはどこだ？」
「「「‼」」」
その一言でぱっと顔色を変えた船員達は白ひげを探しにでた。
「オヤジ！どこだ⁉」
「オヤジィ‼」
バカなのかと思うほど扉の数が多いなかで
真っ先に一番大きな扉を開け放ったマルコは部屋の扉を開けたままフリーズした。
様子がおかしいのに気がついた船員達が
段々とそのへやにあつまった。
「グラララ、静かにしねぇか、バカ息子が」
「ん、……何かあったのか？」
「な、なんでオヤジの膝に乗ってるんだよい！」
白ひげは見つかったが問題はそこじゃない。
膝にちょこんと座っているセリシアだ。
白ひげの片腕と同じ大きさのセリシアは
元から小さいためさらに小さく見える。
威厳だけは2人とも無駄にあるのだが。
「座りてェって言いやがるから貸したら、
気に入られちまったみたいでな。」
「身長が高くなった気分だ。」
「それに座らせてみたら体から毒が抜けてく感じがしてなぁ。ついそのまま寝ちまった。」
ニコリと綺麗に笑うセリシアと豪快に笑う白ひげ。
カルとマルコは瞬時に嫌な予感におそわれた。
「「とりあえず……
そこから降りなさい‼／降りろよい‼」」
(*´∀｀*)/説明
ちょっとしたほのぼのが描きたくて……。
このお話にも大切な要素があります！
ラッキーアイテム
白い鯨
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
優李(プロフ) - 咀嚼音いります？？ (2021年5月6日 13時) (レス) id: e006b8a2f6 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか(プロフ) - とても面白かったです！ちなみに私は1年経ってもクラス全員のフルネーム覚えれませんでした。←どうでもいいことをすいません (2021年3月6日 21時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - snowさん» 率直で嬉しいコメントをありがとうございます、ぼちぼち更新していきますので、よろしくお願いします！ (2017年12月11日 22時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 面白いですね (2017年12月10日 15時) (レス) id: ca8fc47821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴉麗 | 作成日時：2017年3月26日 1時
