4話 ページ48
宮野志保
『カモミールティーを入れようか。座ってて』
明「あ、私が『大人しく座って待ってなさい』はい」
久しぶりに会ったお姉ちゃんは
しばらく会えなかったうちに
随分回復したみたい
自力で起き上がる事も出来なかったのに
もう立ち上がって動き回ってる
『飲みなさい、落ち着くから。志保も明美もアンタら隈が出来てるよ?ろくに寝ないからあんな可笑しな行動取るんじゃないのか?』
『ああ、でも志保は明るい所で見ると随分成長したな。解毒薬が出来たのか?』
冷たいお姉ちゃんの手が私の頭を撫でる
明「うん、ついさっき出来て飲んですぐに来たの」
明美お姉ちゃんの言葉に頷く
そう、アポトキシン4869の解毒薬がついさっき出来て
私は小さくなる前の元の姿に戻って
すぐに明美お姉ちゃんと注射器を持って
お姉ちゃんのいる病院に侵入した
お姉ちゃんは
この姿を見るのが初めてだったっけと思い出す
小さくなる前に最後に会ったのは
明美お姉ちゃんが大学を卒業する時だった
志「お姉ちゃん「『ん?』」あ、いや、姉さんの事」
『どっちもお前の姉だぞ「Aお姉ちゃんのこと!」ふふっ、悪い。からかっただけだ。そんなに固くなるな』
志「でも私『未遂だろ。志保も明美も私の言葉を聞いてちゃんと思い止まった。それでいい』警察に突き出さないの?」
『大好きな家族と離れ離れになるのはもう嫌なんだ』
「「お姉ちゃんッ!!」」
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泉 - とても良かったです! ありがとうございました😄 (10月5日 20時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2023年3月5日 21時