第15章 ページ4
『また来たのか?』
ベッドで半分起き上がったAが
呆れたように尋ねた
志「当たり前じゃない。ずーっと会ってなかったんだから!」
明「そうよ!お姉ちゃ『明美』うっ、姉さんったら何にも言わずに・・・」
宮野姉妹は毎日来る
『はいはい。毎日毎日同じ事を言わないでくれ。面会拒否にするぞ』
軽くAが脅せば姉妹は大人しくなる
「「それはやめて」」
『わかったならいい。母さんと父さんは?』
志「警察庁で後始末に追われてる。私とお姉ちゃんもだけど」
『仕事があるならそっちを優先させろ』
明「わかってる」
志「でも・・・私達が会いに来ないと姉さんが消えちゃう」
『お前たちは私をなんだと思ってるんだ。この状況じゃ流石にここから出られない』
志「姉さんはすぐ無理するから心配なの」
『無理?対男なら絶対拒否する』
恐怖心や拒絶反応には素直に従っているA
だから組織のボスを蹴り飛ばしたりしたのだ
明「えっと、そうじゃなくて、すぐ命を危険に晒すって事!」
『まぁ、そうかもしれないな』
Aにも命を危険に晒しているという自覚はあった
ただ家族の為だったし相談する相手も居なかった
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泉 - とても良かったです! ありがとうございました😄 (10月5日 20時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2023年3月5日 21時