21話 ページ24
『ゲホッ、おいこら先生、何話してる』
本来開くはずのない扉が開き
口から血を吐きながらAが現れた
「Aちゃん?!」
「宮野さん!?」
真純「A姉!」
「どうして・・・君は確かに麻酔や眠剤系に弱い『何年も同じモン打たれたら効きにくくなるんだよ』とにかく立ち上がっちゃダメだ。ベッドに戻って座って!」
「貴方医者でしょ?彼女が本来動き回っちゃダメなのわかってる?」
そう北沢が呆れたように言い
Aに近寄り軽々と姫だきする
「「!?」」
「何?私はコレでも公安警察よ。普通の人より筋肉はあるわ」
北沢は160もない身長だ
反対にAは170を優に超えている
小柄な北沢が
そこそこ身長のあるAを軽々と抱えたのだ
みんな驚いた
「・・・北沢ちゃん、体重「あ?」「女性にそういった事を聞くな!」ごめんね。でもいくらAちゃんが今色々あってかなり軽いからって君が抱き上げられるほどとは」
『ふふっ、ゲホ、軽かったろ?』
ベッドに降ろされたAは笑いながら尋ねた
「ええ、とても」
真純「A姉さん、そこは普通重くなかったか聞くんじゃないの?」
「ほとんど骨と皮しかない人間が重いわけないだろう?Aちゃんは血も足りてないしまともな食事も取れてないからね」
それにずっと寝たきりに近い状態だ
そんな彼女にほとんど筋肉などついていない
『余計なことを言わないでくれ。それで何を話してたんだ?』
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
泉 - とても良かったです! ありがとうございました😄 (10月5日 20時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜 | 作成日時:2023年3月5日 21時