だ-いすき ! No.4[YOI] (ページ6)

今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:31,214 hit

Minami in Tokyo! Kenjiro Minami ページ6

[ 年齢操作 +4]

｢んま～…｣

美味しそうに頬を抑えて幸せそうに笑った｡

｢…ねぇねぇ,なんでこんなとこ知ってるの?｣

小さなスプーン…パフェ用だろうか｡
そのスプーンを口元に当てたまま首をかしげた｡

｢だってここ割と“ 穴場 ” じゃない?｣

つん、とチョコソースのかかったホイップクリームを続いて南くんがこういうところ知ってるって意外なんて幼く笑った｡

｢ん-…おいここでよく珈琲飲むと ,｣

｢…ふ-ん｣

大好きなAが来るから必死に探したなんて言えない｡

｢あ,この後ね私ここ行きたいの!｣

見せられたのはシックな感じの服屋だった｡
東京に来て1年｡まだ慣れない｡

｢ん!よかよか,遅くならん内にホテル帰らんね!｣

｢うん!｣

俺より2個下の彼女は春休みだから東京に来たらしい｡
南くんいるから大丈夫だなんて親に残して｡

｢…あ,A｣

｢…ほ?｣

首をかしげた彼女の口元にホイップクリームが付いていた｡

｢ほら,付いてた｣

指で掬って自分の口元に運ぶとなんかカップルみたいやねなんて瞑ってしまった｡

｢…おい達付き合ってるように見えるわけなかね｣

兄と妹の方が近いばいなんて笑うとAは口を噤んでしまった｡

｢…私は南くんと付き合ってるように見えたら嬉しい…たい｣

それきり喋らなくなった彼女は誤魔化すようにパフェを平らげた｡