９話・悟side ページ12
悟「ケンヤ！」
ケンヤ「うん？」
悟「さっきはありがと 正直周りでわいわいやられると調子狂っちゃう…」
ケンヤ「そりゃそうだろ まあ気にすんなよ 悟俺はさお前が雛月達を気にしていることが 何だかすごく大事なことのように思えるんだ もしかしたら余計なことかもしれないけれど 何でも相談してくれないか？きっとみんなも悟に協力したいと思ってる」
悟「うん ありがと みんなに悪気がないのも分かってる カズのおかげで雛月達と話すことできたし」
ケンヤ「で 実際どうだった？」
悟「えっ？」
ケンヤ「雛月達」
悟「あっ ああ」
ケンヤ「話できたの？」
悟「うん ちょっとだけ本音で話してくれたと思う」
ケンヤ「そうか ところでさ悟 最近お前…文集読んだか？」
悟「えっ？あっいや読んでないよ」
ケンヤ「意外と面白いからさ今度読んでみなよ」
俺は頷いた
ケンヤ「したっけ また明日」
悟「したっけ」
《ケンヤは多分
雛月達の作文のことを面白いって言ったんだ》
私だけがいない街 雛月加代
今よりもっと大きくなって
１人でどこへでも行けるようになったら
遠い国に行ってみたい。
遠い島に行ってみたい。
誰もいない島に行ってみたい。
辛いことも
悲しいことも
ない島に行ってみたい。
島には大人も
こどもも
クラスメートも
先生も
お母さんもいない。
その島で私は登りたい時に木に登り
泳ぎたい時に海で泳ぎ
眠りたい時に眠る。
その島で私は私だけがいなくなった
街の事を考える。
こどもはいつものように学校に行く。
大人はいつものように会社に行く。
お母さんはいつものようにご飯を食べる。
私は私だけがいない街の事を考えると
気持ちがかるくなる。
遠く 遠くへ行きたい
これが雛月加代の方で雛月Aの方は…
誰もいない街 雛月A
今より人がいなくなって
１人で何でもできるようになったら
行きたいところに行ってみたい。
好きなことを好きなだけしたい。
人がいない街になって欲しい。
嫌なことも
我慢することも
ない街になって欲しい。
街には大人も
こどもも
クラスメートも
先生も
お母さんもいない。
その街で私は
食べたい時に食事をとり
歌いたい時に歌って
眠りたい時に眠る。
その街で私は誰もいなくなった
街の事を考える。
私は誰もいない街の事を考えると
気持ちが楽になる。
誰もいない街へ行きたい。
番外編 悟「舞台裏じゃなくて良かった…」加代「まあ 違うけれど楽しいかもしれないべ」夢主「楽しくないと困る」悟「楽しいんじゃない？」夢主「それだったらいいべ」→←８話・悟side
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稲荷神(プロフ) - ライムさん。それなです。私北海道民なんでよく分かります。 (2019年12月3日 19時) (
レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - ちょっと気になるところがあったんですけど、原作の方言とかの関係で『べ』を付けるのは何ら問題ないんですけど、そこかしこに『べ』がたくさん付いていて「え?多い多いw」と気になりましたw普通に喋らせて、たまに『べ』をつける程度で良いと思います (2016年3月10日 0時) (レス) id: abce69a2f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 花びらさん» また更新してくれてすごく嬉しいですまた更新するのを楽しみにしていますので頑張ってください( ^ω^ ) (2016年2月12日 8時) (レス) id: 756d1bf51a (このIDを非表示/違反報告)
花びら(プロフ) - 黒猫さん» 返信遅くなりごめんなさい…！また更新しました！読んでみてください！応援嬉しいです！！！(((*>д<*))) (2016年2月10日 17時) (レス) id: b070932cab (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - すごく話の内容が原作やアニメ通りですごく面白いですまた更新するのを楽しみにしていますので花びらさんを応援しますので頑張ってください( ^ω^ ) (2016年2月6日 22時) (レス) id: 756d1bf51a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花びら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rainsnow1/
作成日時：2016年1月23日 15時
