梅雨の終わりに愛を唄う【弐】 (ページ20)

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肆拾肆ページ20

小鉄君とAを守って、鬼を斬った。

小鉄「ケホッ!!ケホッ!!」

「小鉄くん!!」

小鉄「時透さんｯ、俺の事は良いから…鋼鐵塚さんを、助けて…刀を……守って!」

「……うん!!」

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由芽《A…目を開けなさい…人間に戻るのです……記憶は私が絶対に残します……》

あぁ。母上。

鋼《A…お前はよく頑張った》

『何を頑張ったの……？私は何もしてない…頑張ったのは…
無一郎だよ』

衣織「何言ってんだ馬鹿……鬼にはなるな…目を開けろ…」

あぁ、そうか。ここは天国なんだ。桜が咲いてる……。

いや、私は地獄に行くのかもしれない…。

由芽「A…目を開けなさい…貴方には……最後の使命があります…分かりますね」

さぁ……目を開けて。

使うのです。

梅雨の呼吸を。