【d!】先輩の脅威ちゃん。 (ページ31)

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#74 ページ31

A side

そう伝えると彼は泣きながら私に抱きついてきた。

??｢助けてくれてありがとう。｣

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zm side

あれから俺は城に戻らず無断欠勤していた、朝から女と戯れてはホテルに行き。

でもそういう行為まではいかなかった。
いや、いけなかった。

＿ゾム、＿＿＿＿

もう先輩のことは忘れたんや、だからお願いやから出てんくんな。はなれろや、

＿さぁ、＿

zm｢い。行かんといて｣

瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
久しぶりに彼女の声を聞いた気がする、でも彼女の姿は見えず俺はまた下を向いた。

また同じ。
戻っただけやん、

またスラム街でほっつき歩いて、やりたいこともなくただ
夜の街を堪能する。

＿絶対また名前聞きに来るからな!!＿

＿あっはは、楽しみにしてるよ＿

あれはいつの会話だっただろう。
D国に居た時、何故か他国の軍服を着ていた女が俺に話しかけてきた。

＿さぁ、早く帰ろう。＿

＿A、貴方の先輩ちゃんだよ。＿

あのオークションの後、先輩と何か会話した気がした。
でも今の今までどんな会話か忘れていたが今思い出した、俺は小さい頃に先輩と会ってた。

助けに来てくれた。

zm｢早く、戻ろう………………｣

立ち上がると目の前に紫のマフラーをした男が立っていた。
？？さっきまでそこに人の気配なんてっ、

??｢忘れていたんじゃない、今Aが過去を変えたんだ。お願いだ、君の力が必要だ｣

zm｢…………分かった。｣