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A side
目を覚ますといつもの光景だった。
ベットの横にはオオカミのぬいぐるみ、窓から見えるのは真っ暗な空模様。
左手……なんでないのだろう。
けどどうせ戦争かなんかで失ったのだろう。
ｶﾞﾁｬｯ
??「おはようございます…………A様」
「……おはようございます。カエデさん」
彼女の姿が見受けられた、服は私達の軍の支給品で髪の毛は短く斬られていた。
「斬られたのね、どうして？これから寒くなる時期なのに…」
私の質問に彼女は口元を緩ませこう言った。
ka「復讐ができるから、似たもの同士だとどうも落ち着いてられなくて。」
「そうですか……。次は何処の国をやります？その、貴方が復讐したい子が居るところでもいいですよ」
私に目的は無い。ただ私達a国の軍人は皆呪いをかけられているから永遠に戦い続けなければならないからだ。
私はベットから立ち上がり、軍服に着替える。
左手がないせいで着替えずらい、するとカエデさんが手伝ってくれた。
＿先輩、…………＿
？
「カエデさん。貴方って私の事”先輩”って呼ばないわよね？」
ka「…………言いませんよ、基本的にA様か総統です
ね。」
「そう、ごめんなさいね。」
そして着替え終わり、食堂に向かう。
やはりここの城も老朽化が激しくなってきたな、また新しい住処でも作らないと…
ｶﾞﾁｬｯ
??「あ、総統サマ！！お目覚めになったんすね！」
「あら、今日も元気そうね。”ルイ”」
食堂には1人前を大きく超えた食材をテーブルに並べるルイの姿があった。やはり彼は大食いだがら食費も大変なのよねぇ……
私はルイの隣の席に付きメイドが持ってくるご飯を待つ。
今日はやけに肌寒い、外の世界でも冬が始まったからだろうな。ストーブも出し始めなくちゃ今日寝る時冷えるわね。
＿先輩も食べへん？これ美味しいんよ！！＿
……
「我々国…………」
ka「あれ？そこって私の復讐先ですね」
ru「お、しかも俺の同僚も居るじゃないっすか」
何故だろう、頭にすぐに浮かんだ。
でもそこに私の古くの友人も居る……確か、確か名前は、
??「グルッペン･フューラー。」
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作者名：サクメ ノイル | 作成日時：2022年12月12日 1時
