【d!】先輩の脅威ちゃん。 (ページ15)

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#58 ページ15

zm side

「大好きだよ。」

そういい先輩は俺に寄り添う形で意識を落とした。彼女の体は酷く痩せ細り、血だらけだったが確かに息はしていた。人造人間……だからか、

a国をあの時滅ぼしたはずなのに何故生きているか。

それは人造人間だから、先輩は特攻部隊にいた時も大怪我しても次の日には復帰してるから疑ってはいたけどな。

落ち着いて、

zm「………ふぅ

＿私の能力は不意に使用してしまう場合があるから＿

心をひとつに、心を乱さず。
能力のことに集中する。

俺は女騎士に向けて右手を伸ばす。
今思うと先輩はなんで俺の事そこまでして助けてくれたん？

zm「【可憐な憤怒の美女】」

ka「ﾊｯ、まずっ))

女騎士はガラザを掴んでいた手を離して、誰もいない筈の方向の一点を見つめていた。酷く体は震えていて、口元を手で押えていた。

すると叫び出した途端彼女は地面に倒れた。

gr「すまないな、」

zm「平気やで、俺は先輩運ぶから。後はよろしくな」

そして今に至る。

zm「おはよう、A。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

A side

zm「おはよう、A。」

「……おはようございます。ゾム……」

「いや、ゾム様」

zm「結局元通りじゃねえーか」笑

グルッペンは私のスパイのことを見なかったことにしてくれるらしいし、私達3人の呪いの解呪も行ってくれるとのこと。

でもどうやらそれを行う代わりにどうやら条件があるようで、

zm「Aを特攻部隊隊長に任命する」

「あっはは、そんなの決まってんじゃん。」

やってやろうじゃない。
その条件受けてやるよ、

ガラザさんはカエデさんにやってきた行いを認めて絶賛反省中。でもカエデさんはきっと許してくれる、ただカエデさんは寂しかっただけだろうな。

zm「あ、それで俺に大好きって言ってくれたんはラブの方？」

「………」

「うるさい、黙れこのむっつりスケベ」

zm「あ”？なんやとこの裏切り先輩が!!」

私の後輩君は、

うるさいし

でも偶にかっこいいし

そしてむっつりスケベだし、

それでも有能。

これが私の

後輩の脅威君。