2月 ページ3
2月のある日、私は大学に通うための電車に乗っている。通勤時間ともろ被りの為人はとっても多いのだ。
私は色素を分からなくなってからふわんの1年がすぎていき、段々と慣れていった。でも今でもよく分からない色もある。その時は友人にサポートしてもらっている。
その1人が
tn｢やっぱり朝は人が多いなぁ、グルさんの野郎…今頃のうのうと車で来てるんやろな…｣
この人は私が大学1年の頃グルッペンと話していたらなんか仲良くなっていたトントンだ。トン氏は私の目のことにも理解してくれ、サポートもやってくれてとっても助かっている。
『おは、そうだろうね。う”っ』
駅に到着し、社会人の人たちの波が出口に集中する。私はその波に飲まれ、転けそうになった途端トン氏に支えられ何とか生き残った。
tn｢っあっぶなぁ…ほんまここの地区は会社が多すぎるんやって絶対｣
私達の最寄り駅はもうひとつ先で、その駅は田んぼも見えてこんな都会の1個先だなんて思わないぐらい田舎なのだ。
〜○○駅、○○駅、出口は右側でございます。足元にご注意くださいませ〜
と、あっという間に私たちの最寄りに着いたので電車から降りると目の前には私たちが通う大学が見えている。
そして私はあまり色が分からないため、階段を降りる時はトン氏の腕に捕まるか手すりに手をついて降りるかしている。
普通の道の場合は、点字ブロックを踏みながら行くかなどして過ごしている。色が見えなくても平気だと思っていた行動は意外にも色がないとできないことも多いのだと私はこの1年で感じた。
駅を出ると大学の人達で交差点は埋まっていた。
信号が青になり、みんなは前へ前へと小走りで歩いていく。
そんな中、大学の前に1台黒い高級車が止まったのだ。あいつ、今頃到着ですかね…
ｶﾞﾁｬｯ
gr｢おはよう、A。トン氏も｣
こいつは私の中学からの友人のグルッペン。
こいつの家は金持ちで行きも帰りも車で送迎して貰ってるだとか。いいなー、あの暑苦しい電車に入らなくて…
tn｢おはよう、今日は少し遅れとったな。また渋滞か？｣
とトン氏が聞くとグルッぺンはため息をついて、
｢そうなんだ、最近全くついてないゾ｣と愚痴り始めた。
私の視線からでは彼等の姿は灰色と白色の2色で映し出されているが、他の人たちからは彼らは
グルッぺンが金髪で、赤の瞳
トン氏は黒髪に赤みがかっていて、赤い瞳
だと聞いている。なので彼らも少し変わっているのだ。
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ロクロ - おもしろい (2022年1月24日 18時) (
レス) @page23 id: 65d7101284 (このIDを非表示/違反報告)
ミ〜 - コネシマさんがショッピ君の後輩になってますよ、、、これから頑張ってください！ (2022年1月22日 21時) (レス) @page19 id: 4fbb4af4cd (このIDを非表示/違反報告)
さなくさ - 最高っす！ゾさんの過去話がすげー好きです！ (2022年1月20日 19時) (レス) @page16 id: 37c7f9211e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクメ ノイル | 作成日時：2021年12月28日 23時
