青星学園★チームEYE―Sの事件ノート～勝利の女神は忘れない～ (ページ7)

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第6話『危機一髪』ページ7

陽菜side

その時、男の人が、

「はなせクソガキぃ！」

『きゃっ。』

思いっきりふりはらわれて、わたしと女の子は吹き飛ばされるみたいに後ろに倒れた。

ファンだと思ったせめてもの償いとして女の子を支えた。

倒れると思ったその子は

「え？」

という表情をしている。

あっ、わたし転ぶんだな。と思った時、

ふわっと体が軽くなった。

玲央「あぶなっ。間に合ってよかった。」

と言って支えてくれたのは玲央だった。

女の子の方にはどうやらクロトが行ったらしい。

『ごめん。いつも迷惑かけて。』

玲央「ほんとヒヤヒヤさせるんだから。まぁ、無事でよかった。」

その笑顔に心がキュンとした。

ゆず「ひったくり逃げられちゃう！」

クロト「だいじょうぶだよ。」

と言いながら抱きしめる。

いや、なにしてんの。

『だいじょうぶ。この距離と条件なら翔太は絶対に逃がさない。』

その後、翔太が犯人の背中に跳び蹴りを加えて事件は解決した。