第3話『食い違う意見』 ページ4
陽菜side
キヨのおばあさんを襲った犯人を捕まえるため、
翔太「追うぞ!」
翔太の声でみんなで走り出す。
あそこにいるのは、キヨだけでもできるし。
全力で走って、商店街の端っこまで来た。
噴水があって大きな広場。
そこには、学校帰りやこれから買い物に行くたくさんの人で、ごったがえしていた。
しかし、そのせいで犯人を見失った。
クソッ。と翔太が地面を蹴りあげた。
翔太「冗談じゃねえぞ、だれかひったくりのヤツのこと、覚えてねえか!?」
クロト「ジャケットを着てたかな。色は‥‥覚えてないけど。帽子からはみだしてた髪、黒かったよね。大きいカバンも持っていたと思うけど。」
とクロトが言う。
レオ「いや、待てよ。髪は茶色だったし、それにカバンなんか持ってたか?」
『ジャケットは黒色を着てた気がするけど、リバーシブルのジャケットだったら意味がないし‥。髪色は見えなかった。』
ほんのさっきのことなのにみんなの証言はバラバラで、みんなたしかなことを覚えていない。
その時、
「あのっ!」
と声が聞こえた。
え、ここでナンパ?もしくはファン?とか思った私はしょうがないと思う。
振り向くと髪の毛の長い女の子だった。
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作者名:ここあらて | 作成日時:2021年8月20日 14時