315歩目 ページ28
「だいたい…何でわざわざ入口へ向かう必要があるんだ。南へ下ればどっからでも入れるんじゃねェのか？」
地図を見ていたゾロが怪訝そうな顔をする。
「それは違うぞお前っ！！」
むっとした顔でルフィがゾロをビシリと指さした。
「そう、ちゃんと理由があんのよ」
「入口から入った方が気持ちいいだろうが！！」
「違うっ！！」
ガツン、とナミの鉄拳がルフィの脳天に落ちる。その時、何かに気がついたようにウソップが窓の外を見た。
「おい！！あれっ！？嵐が突然止んだぞ？」
「本当だ…。やけに静かになっちまったね」
その言葉にナミが驚いたような顔をする。
「……え…そんなまさか…、嵐に乗って"入口"まで行けるハズなのに…」
ナミの言葉に私はハッとした。
「それってつまり、"航路から逸れた"ってこと…？」
私の言葉に思い当たることがあったのか、ナミが大きく目を見開く。
「しまった…"
聞きなれない言葉に首をかしげた。
「何だそりゃ」
ほかの３人も聞いたことがないのか、首をかしげている。
「お、向こうはまだ嵐だ。こっちは風もねェのにな…」
「あんた達！！のんきな事言ってないで早く帆をたたんで船を漕いで、嵐の軌道に戻すの！！！」
あっさり承諾したサンジ以外はまた首をかしげた。
「何慌ててんだよ、お前。漕ぐって、これ帆船だぞ？」
「何でまたわざわざ嵐の中へ？」
「いいからいうこと聞け！！！」
ナミが怒鳴った。
「せっかくこんな晴れてんのに」
「じゃあ説明してあげるわよ！！」
ナミが険しい顔のまま、ゾロに指を突きつけた。
「今この船はあんたがさっき言った通り、南へ流れちゃったの！！」
「へェ、じゃあ
「それが出来たら誰でもやってるわよ！！！」
ナミがまた怒鳴る。
「偉大なる航路はさらに２本の海域に挟み込まれて流れてるの！！それがこの無風の海域、"
「"
「要するにこの海は…！！」
突然激しく船が揺れた。
「うわっ！なんだ？なんだ地震か！？」
「バカ、ここは海だぞ！」
視界が高くなる。いや、"船が持ち上げられている"。
「…！！？」
慌てて船の下を覗いた私は言葉を失った。
「「…！！！」」
「でか……！！！」
「海王、類……！！！？」
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りと(プロフ) - 甘党さん» あ、ありがとうございます〜！トンカチって書いてましたか…！すぐ修正しときます〜！！ (2018年11月26日 18時) (
レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - りとさん！読ませていただいてますが、一つ質問？です！322歩目の話でルフィの事をトンカチと言っていますが、正しくはカナヅチではないでしょうか？すごい細かくて申し訳ないんですけど、気づいてしまったのでとりあえずご報告を…(*'ω'*) (2018年11月26日 18時) (レス) id: de091372b0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(=･ω･=)(プロフ) - りとさん» そうでしたか！お返事ありがとうございますｍ(＿ ＿)ｍ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 86f8ae39c8 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ミカン(=･ω･=)さん» ミカンさん、コメントありがとうございます。理由としては２つあって、１つは作者が面倒に思ったから。もう１つはない方が文字数が稼げるからです。別段意味はないですよ(*^o^*) (2016年8月18日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(=･ω･=)(プロフ) - 質問いいですか？なぜ途中からセリフのとこに名前を付けなくなったんですか？変なこと聞いてごめんなさい！これからも頑張ってください^^ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 86f8ae39c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2016年4月26日 14時
