314歩目 ページ27
「おい大変だ！！！ナミ！！」
船首にぶら下がって海を見ていたルフィが、不意に叫び声を上げた。
「光が途切れた！！」
目をすがめて、ルフィが光のさしていた方を見つめている。まだ光がどこかに見えないのか、捜しているらしい。
「やべェな！！"導きの灯"なのにな｣
「灯台の灯だもん、そりゃ途切れもするわよ」
海図を見つめていたナミが、あっさりとそう言った。
「そのために
「ほお、やるな。お前」
感心したようにひとつ頷いたルフィに、私は近づいた。
「ほら、ルフィ。光はなくても大丈夫だから、いい加減そこから降りてきな」
「いーや、この場所は譲らねェ」
「いらないよ」
「じゃあ、いいだろ？おれがここにいたって！」
「よかないよ。こんな荒れた海にうっかり落ちちまったら、あんたを助ける前に私らが溺れちまう」
そう言うと、渋々ルフィが船首から降りてくる。その時、じっと考え込むようにナミが海図をのぞき込んでいるのが見えた。
「ナミ、何か気になる事でもあったかい？」
「…うん。悪いけど、みんなを集めてくれない？」
ナミの指示で全員を船室に集め終えると、ナミがテーブルに海図を広げた。
「"
「「山！！？」」
ナミの一言に全員が顔を見合わせた。
「そう！海図を見てまさかとは思ってたんだけど、これ見て」
ナミが地図に描かれた赤い大陸を指さした。
「"導きの灯"が指してたのは、間違いなくここ。
「ちょっと待ちな。あんた、まさかこの山にぶつかれってんじゃないだろうね？」
「違うわよ、ここに運河があるでしょ？」
「運河！？バカいえ！！運河があろうと船が山を登れるわきゃねェだろ！！」
「だってそう描いてあんだもん」
「そうだぞ！ナミさんの言うことに間違いがあるかァ！！」
ゾロが海図を険しい目で見つめ、そのままナミを見た。
「そりゃバギーから奪った海図だろ！？あてになるかよ」
「…それは大丈夫だよ。一応、あいつは"
「それに、あいつは集める宝の質には随分こだわってたわ。ガセの地図を掴ませられるとも思えない」
ナミの言葉に、私はもう一度地図を見た。
「…今はこれを信じるしかない、ってことさね」
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りと(プロフ) - 甘党さん» あ、ありがとうございます〜！トンカチって書いてましたか…！すぐ修正しときます〜！！ (2018年11月26日 18時) (
レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - りとさん！読ませていただいてますが、一つ質問？です！322歩目の話でルフィの事をトンカチと言っていますが、正しくはカナヅチではないでしょうか？すごい細かくて申し訳ないんですけど、気づいてしまったのでとりあえずご報告を…(*'ω'*) (2018年11月26日 18時) (レス) id: de091372b0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(=･ω･=)(プロフ) - りとさん» そうでしたか！お返事ありがとうございますｍ(＿ ＿)ｍ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 86f8ae39c8 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ミカン(=･ω･=)さん» ミカンさん、コメントありがとうございます。理由としては２つあって、１つは作者が面倒に思ったから。もう１つはない方が文字数が稼げるからです。別段意味はないですよ(*^o^*) (2016年8月18日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(=･ω･=)(プロフ) - 質問いいですか？なぜ途中からセリフのとこに名前を付けなくなったんですか？変なこと聞いてごめんなさい！これからも頑張ってください^^ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 86f8ae39c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2016年4月26日 14時
