761歩目【Side.麦わらの一味】 ページ20
ル「…！」
一番最後に目を覚ましたのは、ルフィだった。とはいえ、周囲の仲間たちもまだ意識を取り戻して間もないのか、頭を押さえていたり、寝そべったままの者がほとんどだ。
ゾ「クソ、また眠らされてたのか…」
苛立ち交じりの声でゾロがそう呟く。すでに日は落ち、甲板はすっかり真っ暗になっていた。
サ「にしても、眠ってる間に雨でも降ったのか…？なんか、ところどころ濡れてんだよな…」
チ「おれもだ…」
ナ「それは、ないと思うけど…」
不思議そうにナミたちは首を傾げた。
ロ「とにかく灯りをつけましょう。このままじゃまともに動き出せないわ」
Aを見つけるんでしょう、という彼女の言葉に、全員が重い体を動かし始めた。サンジのライターで手近な灯りをつける。
ウ「…！そういやぁ、あのハイプノとかいう奴、船に何かしかけちゃいねェだろうな？罠とか爆弾とかよォ…！」
サ「その可能性は十分あるな…」
ゾ「…とにかく、船の点検をした方がよさそうだな。おい、コック。お前、他にライターとか持ってねェのか？」
サンジがしばらくポケットを探ったが、めぼしいものはなかったらしい。軽く肩をすくめた。
サ「これだけだな」
ウ「お、小せェロウソクならあった！」
サ「よしきた。それなら、そいつに火ィつけて他の場所の灯りをつけに行ける！」
ワイワイと甲板にいつもの明るさが戻り始める。暗い夜の中、メリーの上に少しづつ灯りがともり、暗い夜を照らしていた。
ナ「まさか…まだ、船の中にあいつが潜んでたりしないわよね…？」
怯えた様子でナミがロビンにぴったりとくっつく。船の見回りは何かあっては困るから、と二人以上のチームになって点検を行うことになっていた。ナミとロビンは、船の女部屋担当である。
ロ「わからないわ。女部屋に潜んでいて、気を抜いた隙に背後から─」
ナ「怖いこと言うなーっ！！」
ロ「ほら、航海士さん。ついたわよ」
ロビンがすっとドアノブを握る。
ナ「ゆ、ゆっくり開けて…！」
ロビンの背中に隠れるようにしながらも、ナミがクリマタクトを構えた。それを見たロビンが扉を開ける。
ナ「…！！」
一瞬目を閉じたナミだったが、部屋から何かが飛び出すことはなかった。ほっと息をついて、ナミがロビンを睨む。
ナ「ゆっくり開けてってば！」
ロ「あら、ごめんなさい」
ふふっと笑ったロビンの眼が、ふと部屋の一点に注がれる。
ロ「あれは…？」
ナ「え？」
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りと(プロフ) - みずいさん» みずいさん、コメントありがとうございます！お返事が遅くなり、申し訳ありません<(_ _)>そう言っていただけて嬉しいです！今後も不定期の更新になりますが、楽しんでいただければ幸いです♡(*´･ω･) (2022年5月31日 22時) (
レス) @page43 id: 4416da2808 (このIDを非表示/違反報告)
みずい(プロフ) - オリジナル長編が面白すぎる…！！更新楽しみにしています！ (2022年5月22日 0時) (レス) id: 8876da800a (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - そのかさん» そのかさん、コメントありがとうございます！そういっていただけて、とても更新の励みになります！あまりにものんびりとした更新ではありますが、これからも気長にお楽しみいただければと思いますm(__)m (2022年3月27日 1時) (レス) id: b238753ec9 (このIDを非表示/違反報告)
そのか(プロフ) - すごく面白くて好きです！次の更新楽しみにしてます！ (2022年3月22日 11時) (レス) @page30 id: 35e12bb70c (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 黒砂糖パフェさん» 黒砂糖パフェさん、ありがとうございます！そう言っていただけて、とても嬉しいです！のんびりとした更新ですが、これからも読んでいただければ幸いですm(__)m (2022年2月2日 2時) (レス) @page21 id: b238753ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2021年12月26日 18時
