488歩目 ページ6
「とにかくこれじゃ話もできねェ」
エースはそう言うと、視線を一瞬だけスモーカーに向ける。エースの放った炎の壁に阻まれて、向こうも身動きがとれないらしい。焦れたように歯を食いしばりこちらを睨むスモーカーが見えた。
「あとで追うから、お前ら逃げろ。おれがこいつらを止めといてやる」
そう言って、エースが海軍たちに向き直った。
「行けっ！！」
エースの言葉にルフィが頷いた。
「行くぞ！！」
「え！？あいつ誰なの！？」
「詳しい話は逃げてから！とにかくここを離れる！」
私は食料の入った袋を抱え上げると、勢いよく船に向かって駆け出した。事態を承知していないようだが、みんなも荷物を手早くまとめて走り出す。エースなら彼らの足止めくらいどうということはないはずだ。
「とにかく、船に乗りましょう！！」
「船に乗る！？島を出るのか！？」
「ううん、船で内陸へ入るの…そしたら、その先は砂漠よ！"ナノハナ"に寄ったのは必要物資の調達のため！！」
それならいいや、とウソップはまた走る速度を速めた。
「急げ急げ、海軍が来るぞ！！」
「乗りこんでイカリをあげろ！！」
あわただしく駆け抜けていく中で、ルフィが楽し気な声を上げる。
「やー、まさか！こんなとこでエースに会うとは思わなかったな！」
「そうだねェ、もっと"
エースの賞金額、彼の性格から考えても、こんな序盤の海にいるとは思えなかった。
「ルフィ、A、さっさと乗れよ！！」
ウソップの声に返事をして、垂れたロープを伝って甲板に上がった。
「カル―、待って！」
船に乗ろうとするカル―をビビが引き留める。
「あなたにしか頼めない重要な仕事があるわ」
ビビはそういうと、折りたたまれた紙束をカル―の前に差し出した。
「このまま北のアルバーナに先行して父にこの手紙を！これには、クロコダイルと"
そう言って、ビビはできるか、とカル―の顔を覗き込んだ。１人で砂漠を越えることが心配らしい。水のことや砂漠越えで待ち受ける危険のことをひとしきり伝えて、ビビはぽんとカル―の顔を撫でた。
「…じゃあ、父に伝えて！！この国は！救えるんだって！！」
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りと(プロフ) - 森田菜々子さん» こちらこそご意思に添えずすみません……ケーキは有難く受け取ります…！森田さんの作品、今度読んでみますね…m(_ _)m (2018年8月24日 21時) (
レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。コメントだけどケーキでどうぞ。 (2018年8月24日 21時) (レス) id: 9b1c982b1b (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» またミルルというキャラは森田さん自身の作品のキャラなのですね。これは私の持論なのですが、夢主の性格を1番にわかっているのは作者、だと考えています。私が下手な恋愛小説を書くよりも、1番にキャラを理解している貴方の方が魅力的な作品に仕上がるはずです… (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» キツく聞こえるかも知れませんが、ご理解の程をよろしくお願いします。今回のご依頼は、長編の趣旨、私の意思に反します。そのため、お受けすることは出来かねます。申し訳ありません。 (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» 森田さん、初めまして。まず結論から申し上げますと、お受けできません。理由としては、私がケロロ軍曹シリーズを嗜んでいないこと、多ジャンル混合の作品は嫌いであること、ミルルというキャラの設定等の元ネタを知らないことが理由です。(続く) (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2018年6月24日 20時
