527歩目 ページ45
殺気だった場には不釣り合いな音が聞こえてきた。ワニの開きかけていた口が閉じ、ゆっくりと視線が音の方へと向く。
「……連絡が」
ミス・オールサンデーの手の上で、小さなサイズの電伝虫が鳴いていた。
「…何？」
怪訝そうな顔でミス・オールサンデーが手の中の電伝虫を見つめる。
「もしもし？もしもし？」
電伝虫の口から、男の声が聞こえてきた。
「聞こえてますか？」
「ええ、聞こえてるわ。ミリオンズね」
「─おい、これ通じてるのか？おれ、子電伝虫使ったことねェんだよ…もしもし？」
不意に聞き覚えのある声が割り込んでくる。
「…なんなの？」
ミス・オールサンデーが少し首を傾げた。
「ハイ。大丈夫です、そのまま話せます」
「おい、さっさと要件を言え！！何があった！？」
クロコダイルの声に微かにいら立ちが混ざる。ここにきて不慮のトラブルは避けたいのだろう。しばらく何も返答がなかったが、不意に小さな電伝虫から咳払いが聞こえた。
「え〜〜〜〜こちら、クソレストラン」
その言葉にすぐにピンときた。そうか、"あいつ"は外にいる。
「"クソレストラン"……！？」
クロコダイルの声にまたいら立ちが混ざる。
「へェ……憶えててくれてるみてェだな。嬉しいねェ…」
クロコダイルの顔から、さっきのような余裕が消え始めていく。明らかな苛立ちが見えた。
「オイ、聞いたか…！？」
「"クソレストラン"って…！！まさか…」
「サン─」
慌ててルフィの口をふさぐ。
「待て、ルフィ」
ルフィを黙らせると、私は少し考えこんだ。
どうやら、サンジはクロコダイル側に顔を割られていないのだろう。チョッパーも顔が知られていない、と考えてもよさそうだ。
「てめェ、いったい何者だ…！！」
クロコダイルの声に僅かに殺気が混じる。
「おれか……おれは………"Mr.プリンス"」
サンジの声だ。良かった、とほっと胸をなでおろす。まだ捕まっていないなら、希望はある。
「…そうか、Mr.プリンス…。今どこにいる？」
「……そりゃ言えねェな。言えば、おめー…おれを消しに来るだろう？」
まァ、とサンジの声に微かな笑いが混じった。
「お前におれが消せるかどうかは別の話で、易々と情報をやるほどおれは…馬鹿じゃねェ…」
「お前と違ってな…Mr.０…」
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りと(プロフ) - 森田菜々子さん» こちらこそご意思に添えずすみません……ケーキは有難く受け取ります…！森田さんの作品、今度読んでみますね…m(_ _)m (2018年8月24日 21時) (
レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。コメントだけどケーキでどうぞ。 (2018年8月24日 21時) (レス) id: 9b1c982b1b (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» またミルルというキャラは森田さん自身の作品のキャラなのですね。これは私の持論なのですが、夢主の性格を1番にわかっているのは作者、だと考えています。私が下手な恋愛小説を書くよりも、1番にキャラを理解している貴方の方が魅力的な作品に仕上がるはずです… (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» キツく聞こえるかも知れませんが、ご理解の程をよろしくお願いします。今回のご依頼は、長編の趣旨、私の意思に反します。そのため、お受けすることは出来かねます。申し訳ありません。 (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» 森田さん、初めまして。まず結論から申し上げますと、お受けできません。理由としては、私がケロロ軍曹シリーズを嗜んでいないこと、多ジャンル混合の作品は嫌いであること、ミルルというキャラの設定等の元ネタを知らないことが理由です。(続く) (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2018年6月24日 20時
