522歩目 ページ40
「まだ間に合う…！！！」
ビビはそう言ってまた少しづつ、必死に椅子を引きずって前に進んだ。
「ビビ…！」
「ここから東へまっすぐ"アルバーナ"向かえば…！反乱軍よりも早く"アルバーナ"へ回り込めれば…！！」
ビビが腕を縛っている鎖から腕を抜こうともがく。
「まだ反乱軍を止められる可能性はある！！！」
ビビがそう怒鳴った。まだ、ビビはあきらめていない。こんな絶望的な状況の中でも、まだ戦おうとしている。
「ホォ…」
クロコダイルが地面を這いずるビビを見て、嘲るような笑顔を向けた。
「奇遇だな、おれ達もちょうどこれから"アルバーナ"へ向かうところさ。てめェの親父に一つだけ質問をしにな…！」
クロコダイルの"親父"という言葉にビビの顔が青ざめた。
「一体……これ以上父に何を…！！」
「んん？」
クロコダイルがわざとらしく首を傾げる。
「親父と国民とどっちが大切なんだ、ミス・ウェンズデー？」
クロコダイルの問いにビビが口ごもる。当たり前だ、天秤にかけられる様なものじゃない。それをわかっているから、クロコダイルはそう言ったのだろう。
(どこまでも腐りきった男…！)
何も言えないビビに、クロコダイルが乾いた笑い声をあげた。
「一緒に来たければ好きにすればいい…」
そう言って、クロコダイルは何か光るものをつまんで見せた。
「鍵…！！？それは…！！」
「鍵ィ！！？この檻の鍵だな！！？よこせこの野郎！！！！」
怒鳴るルフィを軽く一瞥して、クロコダイルはつまんだ鍵を放り投げた。
「あッ…！！？」
鍵が地面に落ちる前に、床板が開いた。
「え…！！？穴が…！！」
開いた穴の底に、鍵が落ちていく。しばらくして、カツンと金属が固いものの上で跳ねるような音がした。目を見開いているビビにクロコダイルは笑った。
「お前の自由さ、ミス・ウェンズデー」
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りと(プロフ) - 森田菜々子さん» こちらこそご意思に添えずすみません……ケーキは有難く受け取ります…！森田さんの作品、今度読んでみますね…m(_ _)m (2018年8月24日 21時) (
レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。コメントだけどケーキでどうぞ。 (2018年8月24日 21時) (レス) id: 9b1c982b1b (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» またミルルというキャラは森田さん自身の作品のキャラなのですね。これは私の持論なのですが、夢主の性格を1番にわかっているのは作者、だと考えています。私が下手な恋愛小説を書くよりも、1番にキャラを理解している貴方の方が魅力的な作品に仕上がるはずです… (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» キツく聞こえるかも知れませんが、ご理解の程をよろしくお願いします。今回のご依頼は、長編の趣旨、私の意思に反します。そのため、お受けすることは出来かねます。申し訳ありません。 (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 森田菜々子さん» 森田さん、初めまして。まず結論から申し上げますと、お受けできません。理由としては、私がケロロ軍曹シリーズを嗜んでいないこと、多ジャンル混合の作品は嫌いであること、ミルルというキャラの設定等の元ネタを知らないことが理由です。(続く) (2018年8月23日 20時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2018年6月24日 20時
