【RKRN】綾部の幼なじみは話を聞かない。

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「綾部先輩、いつの間にここに...！？」

「んー、君たちがここでAのことを見てる時くらいから？」

「ちょっと前！！」

乱太郎の問いに綾部は飄々と答える。

流石四年生、と言ったところか。綾部の気配に、乱太郎たちは全く気が付いていなかった。

「んで、君たちなんでこんな所にいるの？Aを見てたようだけど」

綾部はどうやら事情までは知らないらしく、かなり怪しんでいる様子だ。

乱太郎たちはどうにか弁解しなくては、と焦っている。

「実は、個性が強い四年生の先輩方と同学年でいらっしゃるので〜」

「一体どんな方なのかと思って〜」

「ちょっとだけ後をつけてたんですぅ」

3人は素直に全てを話すと、綾部はまだ納得がいかないらしい。

「へぇ。で、どうだった？」

Aを見た感想は、と問いかける綾部喜八郎。

「いやぁ、どんな癖の強い人かと思ってましたけど、思ったより普通の人で安心しましたぁ！」

「ちょっと不思議な所はありますけどー...」

綾部たち四年生に比べればマシだ、と思いながら答えるしんベヱと乱太郎。

それを聞いて綾部は、なぜか笑顔になって

「ふぅん。ちょっとそこで見ていなよ」

と行ってAのいる方へ足を進めた。

「な、何をする気だろう...」

「またお得意の落とし穴か...？」

「えぇ、仲のいい幼なじみをわざわざ落とすかなぁ？」

あの綾部喜八郎ならやりかねないが、予想を裏切り、綾部はAと話し始めた。

なんの話をしているのかと気になり、3人は声が聞こえる所まで近づいた。

聞こえた会話の内容は...

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