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あの後、紅粉解に直行するかと思いきや、Aに連れられて色んな所に寄り道をした。

そして今、ようやく本来の目的である紅粉解にたどり着いたのだが…

「滝ちゃん三木ちゃん、こっちおいでよ〜。かわいいよぉ?」

「「絶対に嫌だ!!」」

Aは面白がっているのか本当に思っているのかわからないが、手にはどぎつい緑の紅を持っている。

さっきからこんな調子なのだ。

しかも暴走しているのはAだけでなく、カヨもかなり悪ノリしている。

「や、やっぱりコイツらに頼むんじゃなかったぁ…」

三木ヱ門が泣きそうな顔でそう言う。

「Aはともかく、あのカヨまでこうなってしまったら…我々の顔がおもちゃになる未来もそう遠くないな…」

滝夜叉丸は遠く空を見つめて全てを受け入れる覚悟を決める。

その時、カヨが笑って口を開いた。

「ふふっ、そんなマジにならなくても。私が本当にアンタたちで遊ぶ訳ないでしょ」

「「か、カヨ……!!」」

やはりカヨはこちらの味方であった、救われた。

そう滝夜叉丸たちが思った時、Aが手にもっていた紅を全て元の場所に戻した。

「さーて、そろそろガチで考えてやろーっと」

"何がいいかな〜"とAは飄々とした顔で紅を選び始める。

「この真っ赤な口紅、最近流行ってるみたいだけど…これは三木ちゃんじゃなくて滝ちゃんに似合うと思う」

「田村にはこれが似合うんじゃない?…あ、ほしいのは口紅じゃなくてアイシャドウか」

Aとカヨが真剣に選び始める。

その様子を滝夜叉丸たちは目を丸くして見つめる。

「「…まともだ…」」

二人によってぼそりと呟かれたその言葉はAとカヨにも聞こえていたらしく…

逆にくのたまのからかい心に火をつけてしまったようだ。

「ねぇカヨ。わたしさ、二人にこの真っ青なアイシャドウと口紅と頬紅使って体調悪い人みたいな化粧してほしいんだよね」

「全部濃い色にして、化粧覚えたての初娘ってのもいいんじゃない?」

「「…は、始まった…」」

滝夜叉丸と三木ヱ門の化粧品探しは暮れまで続くことだろう……。

カヨの愛情 の段→←・



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こよか(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» サブ垢からも!ありがとうございます🥹💕一華ちゃんの行く末もぜひ楽しんでください! (11月14日 21時) (レス) id: 5c650a97a2 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - サブ垢からもコメント失礼します!一華ちゃんと綾部、、、これからが楽しみです! (11月5日 19時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
こよか(プロフ) - ユカリさん» ありがとうございます!更新が遅く申し訳ありません💦これからも読んでいただけるよう精一杯頑張らせていただきますので、ぜひ読んでくださると嬉しいです!♡ (10月12日 20時) (レス) id: bc8fd8e014 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!ずっと前から見ててすごい好きです!久々の更新ありがとうございます! (10月12日 19時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
こよか(プロフ) - のんさんさん» ありがとうございます!本当に嬉しいです😭💕💕これからも精一杯頑張らせていただきます! (2022年12月1日 23時) (レス) id: bc8fd8e014 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こよか | 作成日時:2022年11月20日 2時

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