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霞と五年生が約束した日。
霞は、前から組み立てていたスケジュール通りに仕事をこなしていた。
予定よりも時間が押さないように、無駄なくテキパキと動いている。
現在は用具委員会の手伝いをしていた。
「食満さん、壁の修繕が終わりましたので、道具の修繕をお手伝いいたします」
「おぉ！仕事が早いなぁ…！頼むよ」
用具委員会委員長の食満留三郎は、効率よく仕事をこなす霞に感心しているようだ。
霞は"守一郎くんと富松くんのおかげです"と微笑む。
どうやら、何度も仕事を手伝いに来ているからか、用具委員の忍たまたちとは仲良くなったらしい。
「それではこちらの半分をいただきます」
霞は世間話もほどほどに、忍器の修理をし始めた。
.
「今日もありがとな！これ、手伝ってくれたお礼だ！」
そう言って食満は、せんべいが一枚ずつ入った袋を2つ手渡してきた。
霞は笑顔でそれを受け取って礼を言い、用具委員会の面々を背に去っていく。
「…そろそろ時間だな」
自分の仕事が一旦終わったのを確認し、町へ出かける用意をしに自室へ向かった。
その顔は、なんとも言えない暗さを帯びている。
.
「町に遊びに行くというのは……ここに来てからは初めて、か」
霞は自室で私服に着替えつつそう呟く。
思い返せば最近は仕事に明け暮れて、休みなどあまりなかったかもしれない。
そう思いつつ、自身の長い髪を結い直した時、手についている汚れに気づいた。
「…ちゃんと、乾いていたはずなのに」
霞は擦ってその汚れを消そうとするが、中々消えそうにない。
しかし、ただ書き物をしていてついた汚れならば、こんなに顔をしかめる必要はないはずだが……
そんな汚れを霞は放って、財布を手に取る。
「……」
少々俯いて、先程 食満にもらったせんべいも持ち、財布と共に懐にしまった。
「門の方へ行かなくては」
霞は笠を被りつつ、早歩きで待ち合わせ場所の門前に急いだ。
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げんぢ(プロフ) - こよかさん» お忙しい中返信ありがとうございます!そうなんですか!とっても楽しみです~!😢♡無理なさらず主さんのペースで更新していただければうれしいです🙌🏻 (2023年1月23日 6時) (
レス) id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
こよか(プロフ) - ひかるげんぢさん» ありがとうございます〜！！思ったより忙しくて中々更新できてませんが、そろそろ続きを書こうと思ってますのでぜひぜひ！🥰 (2023年1月23日 4時) (レス) id: ff286fcc14 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるげんぢ(プロフ) - すっごく内容がどタイプでした!続き楽しみに待ってます( ˊᵕˋ* )♩ (2023年1月17日 23時) (レス) @page19 id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こよか | 作成日時：2022年11月7日 1時
