仲良くしようか─1 ページ14
霞が忍術学園に来てから少し日の経った頃。
現在、霞は大変困っている。
なぜ困っているのかというと……
「お願いします！ぜひ！」
「えーっと……」
前に生物委員会の逃げた毒蛇探しを手伝ったことのお礼がしたいから一緒に町へ行ってほしい、と
生物委員会委員長代理 竹谷八左ヱ門に連日言われているからである。
「他の五年生のやつらも切谷さんと出かけてみたいと言ってまして…」
「お気持ちは嬉しいのですが、最近仕事が立て込んでおりまして…」
霞は、上級生の実習に駆り出されたり、委員会のお手伝いをしたり、最近はかなり頼りにされているようで忙しいらしい。
「ほんと少しの時間だけでもいいので！お願いします！」
「うーん……」
霞は頭の中で必死にスケジュールを組み立て始める。
こうも必死に頼まれると、さすがに断るのも心が痛いのだろう。
「明々後日の放課後なら、時間を作れるかもしれません」
「本当ですか！？それなら…！」
「えぇ、皆さんがよろしいなら一緒にお出かけしましょうか」
そう霞が言うと、目の前の竹谷は目を輝かせて喜んだ。
「ありがとうございます！絶対お礼しますから！」
.
竹谷以外の五年生は、五年い組の久々知と尾浜の部屋に集まっていた。
彼らが和気あいあいと話しているとき、部屋に竹谷が入ってくる。
「お、八左ヱ門。どうだった？」
尾浜の問いに竹谷が笑顔で答える。
「明々後日の放課後ならお時間くれるって！」
その言葉を聞いて、四人は顔を明るくする。
「よーし、じゃあ何をするか考えないとな」
「一年は組発案の歓迎会のために、情報収集を頼まれたけど…どうして僕たちなんだろう？」
張り切っていう鉢屋の横で、雷蔵が上を見上げてそう呟いた。
どうやら五年生の面々は、一年は組の生徒に、歓迎会関係の頼まれごとをされていたらしい。
「確か同い年だからって言ってたかな？」
「"他の人達はなんかやらかしそうだから"とも言われたな」
久々知と竹谷がそう言うと、五年生たちは"一年生も言うようになったな"と笑いながら、自分らが頼りにされていることに嬉しく思っている。
「早速なんの情報を集めるか決めようぜ！」
そうして五年生たちの長い長い会議が始まった。
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げんぢ(プロフ) - こよかさん» お忙しい中返信ありがとうございます!そうなんですか!とっても楽しみです~!😢♡無理なさらず主さんのペースで更新していただければうれしいです🙌🏻 (2023年1月23日 6時) (
レス) id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
こよか(プロフ) - ひかるげんぢさん» ありがとうございます〜！！思ったより忙しくて中々更新できてませんが、そろそろ続きを書こうと思ってますのでぜひぜひ！🥰 (2023年1月23日 4時) (レス) id: ff286fcc14 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるげんぢ(プロフ) - すっごく内容がどタイプでした!続き楽しみに待ってます( ˊᵕˋ* )♩ (2023年1月17日 23時) (レス) @page19 id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こよか | 作成日時：2022年11月7日 1時
