➷ ページ6
☽
▣ ルーズ
彼女は全体的に規則や決まり等にルーズであり、悪く言えば自己中心的な行動が多い。
ただ、それらは悪意を持って自己中心的な行動をしているというよりは、周りが見えておらず、気が付いたら周囲の輪から外れているというのに近い。その為、誰かに注意されればしっかりと規律は守る。
ただし、また自分の世界に入り込んでしまえば前に注意されたことすらも頭から吹き飛んでいく為、周りと彼女の攻防戦にはなかなか終止符が打たれないようだ。
彼女は目の前の事にのめり込んでしまうと周囲が見えなくなる性質の為、よく授業時間をオーバーしてしまう事がある。大抵は生徒に「時間が過ぎてますよ」と教えられ我に返るのだが、静かなクラスの場合は永遠に喋り続ける害悪教師と化す。彼女が授業時間を過ぎても話続けて居たらどうか止めてやって欲しい。
また、自分が規則にルーズなのもあり、周囲の規則にもかなり寛容で、多少生徒が規則を破っていても余りに他者に迷惑をかけるような事でなければそこまで怒らない。寧ろ、ユーモアのある脱線であれば「面白い子だねぇ」とからかっているような性格。
教員の事を兵器でからかってくるような生徒に対しては、逆に面白がっているのか彼女は叱ったり注意したりはせず、寧ろ「へぇ、それで？」とニコニコしている。メンタルが強いのか、ただただ変な人間であるのか、或いはその両方か。
そんな性質の為、普通なら『問題児』と呼ばれるような生徒との会話もかなり得意としており、いつの間にか仲良くなっているようなことが多い。類は友を呼ぶとはこういう事なのかもしれない。
▣ 面倒臭がり
好きな事や興味のあることに対しては人並み以上の情熱を注ぐ彼女だが、反対に興味のない事には「面倒臭い」と言ってばかりでなかなか取り組もうとしない。
それ故、かなりの出不精であり休日は家から一歩も出ない事も多い。友人に家から引きずり出されても「早く帰りたい」なんてほざいていることもあるので失礼極まりない。
興味のない事に対してはやる気が微塵も起きないようで、「やればいいんでしょ、やればさぁ」と投げやりな態度もよく見せる。
教員としてそのような面を見せることはほとんどないが、実生活では嫌々運動をしていたり、飲み会に付き合ったりとあからさまに嫌そうな様子が見て伝わる。ある意味自分の欲求に素直で、分かりやすい性格をしているのかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
