よん ページ5
《タンッタンッタン》
規則正しく地面をつくボール
『…』
神経を集中
足の親指に力をいれ一気に駆け抜ける
高速で移動しながら想像の中で組み立てられる人影は俺の行く手を阻む
それを避けて、
《ズギャンッ》
ダンクを決めた
「おうおう、すげえな」
『っふ。…あ、虹村さ…お疲れ様です』
「おつかれさん。ほらよ」
ブオンっと投げられキャッチすると、お茶のペットボトルだった
『あざす』お礼を言うと「おう」と短く返事が返ってきた
「なんかお前今日やけに緊張してんな明輝」
1口ゴクンッと喉に茶を通すと虹村はそんなことを聞いてきた
(つか、俺の事名前で呼んだよ下の名前ッ)
『そうで、かなぁ？』
「俺の事お前虹村って呼んでるし…何かあったのか？」
(げっ、そうなの…あぁそうだったか)
記憶を探るというのも骨が折れる
『なんかにじ、…修造、主将になった訳だし苗字で呼んだ方がいいのかなー、なんて』
「はぁ？なんだよそれ。いつも通りでいいつーの」
立場が変わっても俺とお前は変わんないだろとイケメンな発言をしてくれた虹村
(くそカッコイイかよ)
『そうだな…はぁ』
「つぅーかそう悠長な事も言ってられねぇな。どうよ今回の1年は」
『やばい、かな。それしか言えない』
知ってはいた
知っていたのに想像以上だった
今回の能力テストの結果表を見返せば一軍二軍三軍と欄があり一軍の欄に
赤司征十郎
青峰大輝
緑間真太郎
紫原敦
と、4人の1年がずらりと名を並べていた
「一年で即一軍入り。チートかよ」
『前代未聞だよな』
「ったく、とんだ後輩が入ってきたもんだ」
すば抜けた身体能力とバスケセンス
頭一つ分どころの話ではなくあの中で才能のものが違う
「でも俺らは後輩をコントロールして部を上手く回すのが仕事だ。それにはアイツらより強くなくちゃいけねぇ」
『だな』
「という事で頼りにしてるぜ副主将」
『それは俺のセリフなんだけど』
兄と名乗るなら弟の上でありたい
そう言っていたのはエレガントヤンキーだ
『でもまぁ、負ける気はないかな。殺す気で頑張りますとも』
(前作知識発動)
「おう」
虹村とたべっていると
「兄ちゃん」
『あれ、大輝じゃん』
体育館の扉の前に弟が立っていた
『待ってくれてたのか？』
「うん」
『さつきちゃんは？』
「先帰った」
ぎゅっと俺の袖を握る大輝
「兄ちゃん帰ろ？」
『修造…弟が可愛いッ！』
「うるせぇはよ帰れブラコン」
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MIKU(プロフ) - なんでこう神作品達は更新されないんだ…!!更新待ってます！ (2023年4月21日 22時) (
レス) @page28 id: b26aab3116 (このIDを非表示/違反報告)
MiKa月 - え！？終わり！？続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新はされないのですか？催促している訳ではないのですが、続きを作ってくださるとすごく嬉しいです！私はいつまでも待つので...！よろしくお願いしますーー！！ (2020年10月31日 17時) (レス) id: 94aeb4ce2e (このIDを非表示/違反報告)
RiR - 続編を！！私は強く望みますぞ！！ (2019年9月25日 10時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
花子くん - え終わったん。 (2019年5月3日 15時) (レス) id: b5e6e0e7af (このIDを非表示/違反報告)
ラムさん - お、終わりだとぉ……終わったんですか？！ 私は待ち続けますよ！(( (2019年5月2日 0時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万能WiFi | 作成日時：2018年9月5日 15時
