にじゅういち ページ27
本当に偶然だった
「昼のミーティングはなしになった」
『そうなの？』
「ああ。んで、コーチには俺が伝えとくからと顧問の先生の方を頼めるか？」
『了解』
と、顧問にそのことを伝えるために職員室へ向かったのだ
そして職員室に「失礼しまーす」と入っていくと先客がいた
(あり？黒子？)
最近居残り練を一緒にする黒子がいた
顧問と話している。その光景を見た時あるシーンが思い浮かんだ
「お前はこの部に向いていない。退部は強制ではないが…」
そうだこのシーンは黒子に顧問が…
(なんで子供に大人の理不尽をぶつけるんだ)
怒りはフツフツと湧いてきて、ここが職員室ということも忘れて俺はズカズカと歩き顧問の前に立った
『そんな事を言わないでください』
「…え…」
「青峰副主将なんでっ…！？」
急に入ってきたことに驚く黒子と顧問
でもそれよりもさっきの言葉はどうしても気に食わない
『向いてないからなんだと言うんですか？彼は好きでバスケをやっている。そして顧問である貴方は黒子が毎日居残り練習し努力している事を知っているでしょう？』
俺はそれを近くで見てきた
人に得意不得意があるのは仕方ない、でもそれを嘆いたって何もならない
だから出来るように努力して人は成長する
「だが、その努力が報われていない。結果が伴っていないんだ。分かるだろう副主将である君なら」
ならばもっと有意義な時間を過ごす方がいい、と最もらしいことを言った
でもそれつまり
『部をやめて勉学に励む、と？』
「…まあそういう事、になるな」
『間違ってはいないですね。ですが、貴方はバスケ部顧問でしょう。部員に遠回しであれ退部を勧めるなどやめて頂きたい』
教育者ならば生徒を信じて待ってあげて欲しいと。
背を押して君になら出来ると言ってあげて欲しい
(勝手に決めつけて、何故切り捨てようとするんだろうか…)
マシンガンごとく言いたい事を言ってスッキリした後かなり生意気な事を言ったと思いそれは謝った
『失礼しました』と黒子とともに職員室を出ると
「青峰…副主将…その…」
『…黒子急にすまん。でも俺は知ってるから知ってる身として言わしてもらった』
「いいえ。嬉しかったです、僕をそんなに信じて頂いて」
『信じるって当たり前だろ。黒子は無力なんかじゃないあんなに遅くまで練習してんだから』
全くあの顧問め…と言っている俺の姿を黒子は横目で見ていた。まだその表情に笑顔は戻らないままだ
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MIKU(プロフ) - なんでこう神作品達は更新されないんだ…!!更新待ってます！ (2023年4月21日 22時) (
レス) @page28 id: b26aab3116 (このIDを非表示/違反報告)
MiKa月 - え！？終わり！？続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新はされないのですか？催促している訳ではないのですが、続きを作ってくださるとすごく嬉しいです！私はいつまでも待つので...！よろしくお願いしますーー！！ (2020年10月31日 17時) (レス) id: 94aeb4ce2e (このIDを非表示/違反報告)
RiR - 続編を！！私は強く望みますぞ！！ (2019年9月25日 10時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
花子くん - え終わったん。 (2019年5月3日 15時) (レス) id: b5e6e0e7af (このIDを非表示/違反報告)
ラムさん - お、終わりだとぉ……終わったんですか？！ 私は待ち続けますよ！(( (2019年5月2日 0時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万能WiFi | 作成日時：2018年9月5日 15時
