じゅうはち ページ22
『という訳で1日１菓子を実行したい』
腰に巻きついた腕と肩に乗ったお菓子の妖精の顔はふにゃりと綻んでいた
「何がっ、という訳だコラ。1日1菓子って何だ！！」
《バシッ！》
『いっ、！？もう！何でもかんでも叩くのやめろよ修造！』
「いいから説明しやがれ」
『いや言葉のまんま。部活きてちゃんと練習してバスケしたらお菓子を紫原に1個やる』
と言っても私情。あくまでも私情
副主将として、ではなく、後輩を持つ先輩として
そうでなければ不公平さが出てしまう
(若干ヤケクソな気もするけど)
「それでお菓子がいっーぱい集まったら兄ちゃん先輩と食べるの。絶対うめぇーし」
「オイ、紫原ァてめぇなんか一言ねぇのかァン？」
『そうだな。紫原、ちゃんと言わなきゃ』
理由もなく無断欠勤しようとした事と遅刻した事はこの部のルールを破っている
悪い事をしたなら謝らなければならない
「ご迷惑を…おかけしました。すみませんでした」
ペコリと頭を下げて謝る紫原に
「流石明輝先輩…あの紫原を」
「全くなのだよ。副主将達に心配を掛けてしまった」
「兄ちゃんやっぱすげぇなー！」
と、株がうなぎ登りなのを俺は知らない
『ところで…灰崎、は』
虹村担当の灰崎が見当たらないとおもっていたが
「ちぃーっす…って、げっ」
どうやら着替えに部室に言っていたようだ
頭の上にはたんこぶをこさえて、頬に少し腫れているか
『灰崎君、人の顔を見てゲッとは何かな？なぁ？』
「うぐっ！や、もう勘弁！してくれって、！」
『まぁ、いいや。修造から愛のムチを相当受けてるからな』
灰崎は修造とつるむグルとしても俺を見ている
曰く「逆らってはいけない」というオーラが灰崎の中ではあるらしくそこにランクインしてるのだとか
『なぁ、大輝俺ってそんなに怖い？』
そういや紫原にも怯えられてたような
「怖いっていうか、いつもの兄ちゃんは全然だけど、怒ると…まあ、うん」
と言われた
まあ、うんとは何なんだ弟よ
ちょっと目を逸らしてんな、え、そうなの怖いの俺って
「明輝先輩、安心してください」
「俺達は先輩には逆らわないのだよ」
(いやお前らこそ何なのだよ)←
「うっし、まあ…連帯責任だな今日の練習は3倍…いや5倍だな」
『え、殺す気か、せめて倍で許してやれ』
「「「(そういう所が怖いんだよな)」」」
容赦のない虹村首相と
手を抜く所がズレている青峰副主将
の帝光コンビからは恐ろしくて逃れられないのだ
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MIKU(プロフ) - なんでこう神作品達は更新されないんだ…!!更新待ってます！ (2023年4月21日 22時) (
レス) @page28 id: b26aab3116 (このIDを非表示/違反報告)
MiKa月 - え！？終わり！？続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新はされないのですか？催促している訳ではないのですが、続きを作ってくださるとすごく嬉しいです！私はいつまでも待つので...！よろしくお願いしますーー！！ (2020年10月31日 17時) (レス) id: 94aeb4ce2e (このIDを非表示/違反報告)
RiR - 続編を！！私は強く望みますぞ！！ (2019年9月25日 10時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
花子くん - え終わったん。 (2019年5月3日 15時) (レス) id: b5e6e0e7af (このIDを非表示/違反報告)
ラムさん - お、終わりだとぉ……終わったんですか？！ 私は待ち続けますよ！(( (2019年5月2日 0時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万能WiFi | 作成日時：2018年9月5日 15時
