26 ページ26
「…何それ、ずるい」
wn「好きな人を振り向かせるためなら狡くもなるよ」
「…ばか、ウォヌにはもっといい人いるよ」
これは本心。かっこいいし、気遣い出来るし、ね。
wn「はは、俺はヌナじゃないと嫌なんだけど？」
電話越しに笑い声が聞こえる
「や、笑うな、…ウォヌは変だね、ろくに返事もしない女のこと好きになるなんて」
wn「返事されなくても、ヌナとこの関係が続くならそれで良いよ。…スンチョルさんのこと好きなんでしょ？」
「……うん、好きだよ。」
wn「それを言えれば良いんだけどね。昔から素直じゃないからね」
「うるさいぞ、…ウォヌや、また会ったら、話聞いてよ」
wn「ん。でもちゃんと結ばれたら俺にも諦めさせてね。」
「……わかった、じゃあまたね、おやすみ」
wn「おやすみ。また会おうね。」
電話を切ってからため息をひとつつく
ウォヌは凄いなぁ、相手に気持ちを伝えることって大変なはずなのに、こんなにさらっと言えるなんて。
寒、そろそろ寝なきゃ
「ぅ、やっぱ寒いな…」
ベランダから出るとスンチョルがソファーでテレビを見ていた
「あれ、まだ起きてたの？」
sc「A来ないから。」
そう言いながらマグカップを差し出す彼
中身はホットミルクだった
私が電話を切るタイミングを見て作ってくれたのかまだ少し熱かった
「…ありがとう」
スンチョルの隣に座ってそれをちびちび飲む
「…おいし」
sc「それ飲んだら寝るぞ」
スンチョルは後ろからふわりとブランケットを掛けてくれた
私の体が冷えてることが分かったのだろうか
…そういう事をサラッとできちゃうのもドキッとするんだよなぁ
sc「…その顔、襲いたくなるからやめろ」
デコピンされた、痛い
「ぅいでっ、や！何すんのさ！」
sc「しっ、子供たち起きるだろ」
そう言われると慌てて口を噤んでしまう
sc「…俺は、追い出されようともなんとも思わないし、関係は変わらないから。」
「…え？」
sc「さっきの、ウォヌって奴と付き合うんだろ？…その、好きとか、聞こえたから」
珍しく眉を下げて不安そうに見上げてくるスンチョル
この人は何を誤解してるのやら
私の好きな人は貴方だってば！
…なんて言えたら楽なのに
「付き合わないよ。」
sc「…は？じゃあ好きって…」
「パンケーキ好き？って聞かれたから答えただけ。今度食べに行こうって話になったの。」
……嘘だけどね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sakra(プロフ) - お惣菜コーナーの隅にあるポテサラさん» コメントありがとうございます！ハオちゃんどこでからませるか迷っていたのでうれしいです！ありがとうございます！ (2022年7月20日 1時) (
レス) id: dd51b6a202 (このIDを非表示/違反報告)
お惣菜コーナーの隅にあるポテサラ - とても面白かったです！私ミンハオ推しなので、絡みをつけてもらえて嬉しいです！（≧∇≦）更新、頑張って下さい！(*･ω･)ﾉ (2022年5月15日 20時) (レス) @page41 id: 4759135296 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sakra | 作成日時：2021年3月31日 8時
