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「夜蛾セン〜〜〜。」
「元気そうだな。」
「もちろん！」
「これからお前に教員もしてもらおうと思ってな。」
「はい？？？？」
「悟と仲がいいだろう？互いに任務のない時間で生徒に教えてやってほしいんだが。」
「私が？？先生？？？？？」
「そうだ。」
思いもよらぬ展開に困惑していると、もう一つ足音が聞こえてくる。
「もちろんやるよねぇ？A先生？」
…面倒な人に聞かれたものだ。
どうやら夜蛾と一緒に来ていたようで、その反応的に昔のような関係に戻るのだと察した。
「嫌です。無理です。」
「僕ができるのにA先生はできないってわけかぁ〜〜〜。」
悟は誰よりもAの扱いがわかっている。
Aが腹を立てたら何が何でも引き受ける性格も。何もかも。
この先ほど真っ白にした７年は無駄じゃなかった。
「やります。」
「さすがだな。任せるぞ。」
「じゃあ“二人三脚で”頑張ろうね！先生！」
大好きな高専の見慣れた光景。変わらぬ夜蛾。
Aの肩を抱いてふざける悟。
それなのに違和感だらけで気味が悪くも感じた。
「よくそんな感じでいられるね。」
夜蛾が去ってから肩を抱かれたままのAは、悟から脱出しつつそう言う。
「僕は待ってるからね。」
「？」
るんるんと言った様子でどこかへ去っていった悟に取り残されるA。
戻ってくるのを初心に帰って待っている。ということなのか。何なのか。
意図はわからないが兎も角面倒なことになったのは確かだ。
友達に戻ろうといったのはAだが、別に悟が嫌いになったわけじゃない。
一度独り身になって考えることを整理したかったのだ。
いっそ嫌いになっていればよかったものの、悪いのは五条家であり、彼への気持ちはしっかりと残っている。
それどころか既に寂しくなってしまっている自分もいる程だ。
「はぁーーーーーー。」
面倒なことになったなとそれはそれは大きなため息をついて、Aは今日は休むことにした。
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こにしりおん(プロフ) - 0aa2t4497251v4jさん» お気遣いありがとうございます！どっちも頑張りますね。コメント嬉しいです (7月22日 3時) (
レス) id: bb58dec0f7 (このIDを非表示/違反報告)
0aa2t4497251v4j(プロフ) - 社会人一年目はしんどいのでゆっくりで書いた方が良いですよ。私生活優先です。ゆっくり仕事に慣れて下さいね。無理なく頑張って下さい (7月21日 15時) (レス) @page36 id: b21cc666ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こにしりおん | 作成日時：2022年3月11日 4時
